[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2835]

Win-Winの関係のつくり方~とあるエピソード~(2)

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

厚労省の労働基準局賃金課は25日、

今年度の最低賃金の目安を全国平均で

50円引き上げ(1054円)とすることで決定したようですね。

皆様各社への影響は如何でしょう?

関心をお持ちの皆様は、下記をご確認下さいませ。

令和6年度地域別最低賃金額改定の目安について

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41785.html

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では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■Win-Winの関係のつくり方~とあるエピソード~(2)
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●過去にもメルマガで採り上げさせていただき、とても味わい深く(?)、日々、現場に
向き合う経営者・経営幹部の皆様の頭の中で様々、“気付き”を派生展開いただけそうなエ
ピソード。今日は、昨日の続きとしてその(2)を共有させていただきたいと思います
(つながりを思い出していただきたいので少しだけ昨日の文章も含みます^^)。

●A氏は早速契約の打ち切りを伝える為、先ずは約50社の零細企業の経営者を集め、会議
を開きました。そして定刻になり、集まった経営者の顔をぐるっと見回しながら、A氏が
話を始めようとした時。とある年配経営者がA氏の方を向いて、いきなりこう切りだしま
した。

●「御社の為に働けることをどれほど感謝しているか、先ず始めにお伝えさせて下さい」
契約を切られる話が始まることを肌で感じていたのかどうかは分かりませんが、“おいお
い、話がしにくくなるじゃないか”と思いながらもA氏は止む無く、「どうぞ」と答えま
した。

●年配経営者は続けました。「御社のおかげで、私の父は家族を養うことが出来ました。
うちは今でもトラック2台の小さな会社ですが、御社から輸送契約をいただけたからこそ、
父は私を育てることが出来たのです。私はその話を子供のころから聞かされており、自然
と御社に感謝するようになりました」

●「そして今、私は、父の後を継ぎ、御社との仕事を続けさせていただくことで、今度は
私の家族を養っています。恐らく本日は厳しい向きのお話があるのではないかと感じてい
ますが、今までの感謝の気持ちを込めて、どんなことに対しても前向きに協力させていた
だきたいと思っています。本当にありがとうございました」

●そんな、思いも寄らない経営者の言葉に、A氏は用意していた言葉を口にすることが出
来ず、かろうじて微笑みながら、心を落ち着かせるためにもう一度、会議室を見回しま
した。そしてその時、初めてA氏は気付きました。

●そこに集まっている人たち全員が恐らく、同じような経験をしているであろうことに。
同時に、自分の決断が極めて利己的なものであり、50年間続いていた家業と家族の幸せを
潰そうとしているものであることに。

●しかし、A氏には会社から課せられた使命があります。彼は一瞬目を瞑り、自分の心に
正直に向き合い、その後、ゆっくりと、話を始めました。

●・・・・さて、今日は一旦、こちらで終えさせていただきます。会社から合理化の実行を求
められているA氏はその後、どのような話をされたのか?宜しければ是非、皆様なりに想
像してみて下さいませ^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日はも、東京都心にて、

オンラインミーティングとデスクワークが続きます。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、今日も共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。