[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2692]

「四肢麻痺だからなに」を読んで心に残った言葉を共有します^^

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

「1人あたりの平均で月額6276円(前年比60円プラス)。
年額の平均は7万5313円(前年比720円プラス)」

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17日(水)開催の“介護保険部会”からの抜粋です。

ホント、難しい問題ですが、1号問題や受益者負担問題含め、

そろそろ先延ばしにせず、

根本的な手を打たなければならないですね。

関心をお持ちの皆様は下記をご確認下さいませ。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37384.html

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では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■「四肢麻痺だからなに」を読んで心に残った言葉を共有します^^
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●先週末の視察ツアー「オムロン太陽(株)視察ツアー」にてお話してくださった山下達
夫理事長(社会福祉法人太陽の家理事長)。山下理事長は昨年、「四肢麻痺だからなに」
という自伝本を著されており、別府の同法人内で販売している、ということで、早速一冊
購入し、読ませていただきました。

●そこにはとても明るく、ガッツに溢れた(という言い方は大先輩に失礼かもしれません
が^^)山下理事長の生き様が分かり易く記されていました。中でも私があらためて「心に
留めておきたいな」「再確認しておきたいな」と感じた内容の一部を本日は是非、皆様にも
共有させていただきたいと思います。以下、ご確認下さいませ。

●「障がいのある人の支援に携わっている人は、よく「障がいは個性だ」という。賛否両
論あるようだが、私には違和感しかない。障がいは障がいだ。しかも、社会が作った生き
にくさだ。それを「個性」という耳障りの良い単語で胡麻化してほしくない」

●「手が動かないことが個性なら、手が動くことも個性というのか?何故、障がいのある
人にだけことさら個性と強調するのか?歩けないことで感じる不自由は、個性だから、自
己責任に帰するものなのか?」

●「おそらく、障がいのない人が「障がいがあることなんて気にしてないよ」と伝えたく
て、ポジティブに言い換えたのだろうが、表面的でその場しのぎな感じがする。少なくと
も私は、この言葉を聞いて障がいをしっかり理解してもらっているとは思えないので、深
い話になりづらい」(p102)・・・・

●「2021年の障害者差別解消法で一躍有名になった“合理的配慮”。どうしてこんな造語が
必要なのか理解できず、「普通の言葉遣い」と言い換えている。(中略)障がいのある人
の生活をより良いものにしたいと思えば、次々とアイデアは出てくるもので、法的義務に
よって推進されるというとことが、どうもひっかかる」

●「換言すれば、法的義務がなければ、スルーされてしまう社会だと思う。(中略)障が
いのある人たちは障がいのない人たちとは異なったニーズを持つ特別な集団と考えるべき
ではなく、人としてのニーズを満たすために多少の困難がある普通の市民である(中略)」

●「自分は障がいがないと思っている人でも、どこかで何かに助けられて生きている。障
がいがある人は、助けられることが少し多いだけ。1人ひとりの特徴を正視し、構築され
た制度よりも人を大切にするということを徹底すれば、自ずと選択肢は広がり、お互いに
心遣いできる社会になっていくような気がする」(p106~p107)・・・・

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、早朝始発便で一路、北海道・旭川へ。

朝から夕方まで、

クライアントとのPJTミーティングをリアルで行った後、

明日の仕事場である札幌へ向かいます。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、今日も共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。