[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2674]

高島市長の勉強法

みなさん、おはようございます。
ケアビジネスパートナーズの尾添です。

本格的な受験シーズンに突入しましたね。
ご家族に受験生がいる、または来年以降に向けて準備が始まった、そんな方も多いのではな
いでしょうか。
書店やYouTubeには受験対策コンテンツが多数並び、○○勉強法などノウハウも多数。
そんな中、たまたまYouTubeで見つけた兵庫県芦屋市の高島市長の対談動画(相手は安芸
高田市の石丸市長!)で興味深い話を聴けたので採り上げてみたいと思います。

それでは本日のメルマガです!

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■■高島市長の勉強法
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◆皆さん、芦屋市の高島市長をご存じでしょうか。
今年4月に全国最年少の26歳で首長(芦屋市長)に当選したことで話題になりました。
実は私は芦屋市民であり、選挙期間中からずっと見てきた方でもあります。
高島市長は中高を関西の名門進学校である灘(なだ)に通い、大学は東京大学とハーバード
大学の両方を受験して両方とも合格するという離れ業を成し遂げます。
まず4月に東京大学に入学するのですが、半年通っただけで9月にはハーバード大学に入学、
以降7年間アメリカを拠点としながら世界を舞台に研究を続けたという経歴をお持ちです。
この情報だけで、なんだかトテツもない人だということが伝わるかと思います。

◆そんな高島市長の受験勉強・勉強法について。
YouTubeでは石丸市長がうまく聴き出す形で話が進み、中学受験前から紐解かれます。
もちろん進学塾にも通ったそうですが、試験・入試前など特別な期間以外は自宅で勉強する
時間は短かったとのこと。
ではどうしたのかと言えば、とにかく学校の授業に集中し、大切にしたのだそうです。
それで灘高でも常にトップ争いをしていたというのですから凄いの一言。

「授業に集中し、分からない箇所をそのままにせず、授業中でも授業後でも先生にとことん
質問する」
「とにかく分からない問題を残したままでは帰宅しない」
そして高島市長は言います。
「授業時間は全員が絶対に参加しなければならない時間であり、この時間を無駄にしない」

◆高島市長のこだわりはテスト後の復習方法においても現れます。
多くの人はテスト終了後に、主に自分が間違った問題を復習すると思いますが、高島市長は、
それは当たり前のことであり、それ以上に重要な部分があると言うのです。
何かと言えば、“分からなかったのに当てずっぽうで正解した問題”を放置しないこと。
ここにこそ、成長や成績アップを阻害する原因が隠れているのだと言います。
とにかく分からない、また自信がない問題はマークをしておき、答案が返ってきたら、自信
が無かったのに正解して“しまった”問題の復習を徹底するのだと。
この勘違いを放置しておくと致命的な失敗に繋がる。。

◆受験や勉強において『傾向と対策』という言葉が良く使われます。
一般的に傾向とは出題範囲や分野を指すかと思いますが、高島市長は、この傾向とは“自分
自身の”傾向なんだと言い切ります。
自分はどんなミスをしてしまうのか、それを深く正確に知ることから対策は始まるのだと。

◆孫氏の兵法に『彼を知り己を知れば百戦殆うからず』という言葉が出てきます。
この言葉、まさに高島市長の話と合致すると思いませんか。
彼(敵)を知ることは誰でも思いつき実施する当たり前のこと。
勝負や成長において差をつけるのは、他でもない“己を知る”ことにあり、そのための努力
を惜しんではいけない。
これって学生だけではなく、私たち社会人にとっても大切にしたい事項ですね。

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高島市長は、安芸高田市の石丸市長と同じくSNSでも議会の様子など配信しています。
石丸市長ほど過激な物言いはありませんが、静かな言葉の中に感情を感じることも多々。
自身が目指す市のカタチ、そして議会とのやりとりなど隠すことなく伝えてくれます。
ぜひ皆さんも、石丸市長だけでなく芦屋市の高島市長の活動にもご注目ください!

今週もお疲れさまでした。
ステキな週末をお過ごしください!