おはようございます、
ケアビジネスパートナーズの原田です。
27日に開催された、介護給付費分科会。
“認知症への対応力強化”
“感染症への対応力強化”
“業務継続に向けた取組の強化等”
“LIFE”
“口腔・栄養”
“その他(高齢者虐待の防止、送迎)”
上記アジェンダが示されています。
テーマによっては皆様の経営に少なからぬ影響が出るものも
あるかもしれません。
関心をお持ちの皆様は、下記をご確認下さいませ。
↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36519.html
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では、本日のメルマガに入らせていただきます。
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■■時々読み返す価値があるエピソードかもしれません^^(3)
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●関西地区の福祉経営者(A社長)にご紹介させていただいた世界的化学品・医薬品メー
カー“メルク”社のエピソード。本日は是非、メルク社の取組の最終考察・まとめについて
ご紹介させていただきたいと思います。以下、ご確認下さいませ(全3回の内の3回目)。
●『15年前、日本をはじめて訪れたとき、日本のビジネス関係者に、第二次世界大戦後、
日本にストレプトマイシンを持ち込んだのはメルクで、その結果、蔓延していた結核が
なくなったと言われた。これは事実だ。ちなみに当社はこれで利益をあげていない」
●「しかし、今日、メルクが日本でアメリカ系製薬会社の最大手であるのは、偶然ではな
い。長い目で見ると、こうした行為の結果は必ずしもはっきりとは表れないが、なんらか
の形で必ず報いられると思っている」・・・・
●皆様の中には、今、お話したメルクの伝説的な逸話を初めて聞いた方も多いのではない
かと思います。そんな中、もし、自分に医薬品が必要となり、そこにメルクの商品と他社
の商品とが並んでいたら、どちらを選びたいと思うでしょうか?私なら間違いなく、類似
薬品に比べて多少の値段差があったとしても「メルクの医薬品」を選択します。
●ちなみにこの事例を“現実的な理想主義”という表現を用いて紹介している書籍「ビジョ
ナリーカンパニー」では、次のような考察も加えられています・・・・
●「メルク社が持つ理想がメクチザンについての決定の原動力になったのか。それとも、
長い目で見てよいビジネスになり、恰好の宣伝になるという現実的な理由から、この決定
を下したのか。わたしたちの答えは両方だ」
●「メルク社の理想は、この決定に大きな役割を果たした。長い目で見て同社の事業にプ
ラスになってもならなくても、メルクはこのプロジェクトを進めただろう。しかし、こう
した善意の行動が「なんらかの形で報われる」と計算してメルクが行動したのも事実だ
(中略)」
●「メルクは設立以来ほぼ一貫して、高い理想と現実的な自己利益を同時に追求している。
ジョージ・メルク二世は1950年、この逆説的な考え方を次のように説明した。「わたしは、
当社が忠実に守ろうと努力してきた主義を明確にしたい。要約すると、次の通りである」
●「医薬品は患者のためにあることを忘れない。医薬品は人々のためにあることを、絶対
に忘れてはならない。医薬品は利益のためにあるのではない。利益はあとからついてくる
ものであり、われわれがこの点を忘れなければ、利益は必ずついてくる。このことを肝に
銘じていればいるほど、利益は大きくなる」・・・・
●・・・・3日間にわたりお付き合いいただき、ありがとうございました。上記エピソード、
全体を通じ、皆様はどのようにお感じになられましたでしょうか?少しでも心に引っ掛か
りを感じていただけた方は是非、時間を取り、自社に引き付けつつ、深めてみていただい
ても有意義かもしれませんね^^
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、始発の飛行機で、大阪から札幌へ移動。
午前に1件、午後に1件リアルミーティングを行った後、
次の仕事場である旭川へ向かいます。
皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?
では、互いに充実した1日となるよう、今日も共に頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。