おはようございます、
ケアビジネスパートナーズの原田です。
11日に開催された、
“デジタル行財政改革会議”。
国の主要政策の1つに掲げる
“デジタル行財政改革”
において新たな司令塔となる本会議ですが、
我々の業界
“介護”
も当然の如く、重点分野に指定されています。
この流れが次回の法改正にも影響を及ぼすのか、
それとも関係なく進むのか・・・・
関心をお持ちの皆様は、下記をご確認下さいませ。
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https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digital_gyozaikaikaku/index.html
・・・・
では、本日のメルマガに入らせていただきます。
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■■新サービスを検討する上で重要な視点かもしれません。
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●先日、東海地区の福祉経営者(A社長)と意見交換させていただいた時の事。新たなサ
ービスの販売開始について意見交換を行う中、ふと、気になる点があり、その内容を一つ
の事例と共にお伝えさせていただいたところ、「・・・・今一度、しっかり考えを深めてみた
くなりました」と、とても嬉しいコメントをいただく機会がありました。
●この視点、本メルマガにお付き合いいただいている皆様の中にもA社長同様、何らかの
“気付き”や“示唆”を感じ取っていただける方がいらっしゃるかもしれない?という想いの
もと、
●本日は是非、私がA社長にご紹介させていただいた事例を皆様にも共有させていただき
たいと思います。今から15年以上前、ワシントン・ポストのコラムニスト、ジーン・ワ
インガルテンの発案によって行われた、とある実験についてです(その後、この実験報告
は高く評価され、2008年にはなんと、「ピューリッツァー賞」を受賞したそうです)。
●2007年1月12日。ある冬の寒い朝に、アメリカ・ワシントンにて面白い実験が行われ
ました。その実験が行われた午前8時は、ちょうど通勤ラッシュの時間。内容としては、
ある一人の男が野球帽を被り、地下鉄ワシントンメトロのランファン駅にてストリートミ
ュージシャンに扮し、得意のバイオリンを演奏する、というものでした。
●演奏する曲は有名で、多くの方が耳にしたことがあるであろう、“バッハ”が中心。する
と、演奏を開始してから4分後。女性が帽子に小銭を投入してくれましたが、演奏に耳は
傾けぬまま、足早に立ち去ってしまいました。
●6分後。地下鉄が来るまでの数分の間に耳を傾けた男性も、列車が到着したと同時にそ
の場を立ち去ってしまいました。10分後。今度は3歳の男の子が母親に言われてお金を
帽子に投入。男の子が興味深い様子で見ていると、「行くわよ」と母親が手を引っ張りそ
の場から立ち去ってしまいました(笑)。
●その後、幾人かが立ち止まったりお金を入れてくれたりしたものの、彼はひたすら演奏
を続け、予定通り開始から45分後に演奏終了。結果からすると、彼の前を通り過ぎた
1,097人の内、足を止めて演奏を聞いたのは7人。しかし、ほぼ全員が数分程度しか立ち
止まらず、すぐその場を立ち去ってしまう、という状況でした。
●また、金銭を投げ込んでくれたのは28人。集まった金額は52.17ドルだったそうです。
朝の忙しい時間、そして、急ぎ足で移動している方々に向けた演奏、と考えれば決して悪
い数字ではないかもしれません。
●しかしもし、この間に彼の前を通過した全ての通行人の人たちが、彼の事を、2日前に同
市内で行なった1人1万円のコンサートでは全席を完売させ、「最も高額で売れる曲を作った、世界的に著名なバイオリニスト」という異名を持つ世界的バイオリニスト、“ジョシュア・ベル”だと知っていれば、果たしてそのような結果になったでしょうか・・・・?
●・・・・さて、本日は一旦、ここまで(事例の共有まで)で止めさせていただきます。少しで
も心に引っ掛かりを感じていただけた方は一度、時間を取り、ご自身の頭の中で“気付き”の
整理と共に、自らに引き付けて考えてみていただいても有意義かもしれませんね^^
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は早朝に羽田空港へ移動し、
空港内にて3件のオンラインミーティング。
午後は明日からの仕事場所・札幌へ移動し、
ホテルにチェックイン後、
更にオンラインミーティングへと続きます。
皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?
では、互いに充実した1日となるよう、今日も共に頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。