[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2626]

JTC(ジェイ・ティ・シー)

みなさん、おはようございます。
毎週金曜日の担当、ケアビジネスパートナーズの尾添です。

突然ですが皆さん、最近の若者言葉について行けてますか?
ここで問題です!
JCは女子中学生。
JKは女子高校生。
では、JTCは何を意味する言葉でしょうか?

それでは本日のメルマガです!

──────────────────────────────
■■
■■JTC(ジェイ・ティ・シー)
■■
──────────────────────────────
◆JTCとは“Japanese Traditional Company”の略。
日本の伝統的な企業のことを意味します。
インターネットスラングとして用いられ、伝統的な日本の企業の悪しき風習や良くない文化、
もしくはアルアルに対して揶揄、冷笑、自虐する際に用いられることが多い言葉です。
以前から使われているようですが、私は最近になって知りました。

◆JTCと揶揄される企業の特徴として以下のようなものが挙げられます。
・古くからある大企業である
・年功序列制度、終身雇用制度が根付いている
・新卒一括採用が主流である
・社内政治が激しい
・仕事量が多い
・残業が多い
一般的に日本の伝統的な企業は、このような特徴を持つことが多いと考えられています。
「だから、なに?」
なんて言ってはいけませんよ~

◆JTCという言葉は若者を中心に広く使われるようです。
X(旧Twitter)で検索すると、確かに出てきますね。
「JTCは時代遅れだ」「JTCに入社するのはリスクが高い」「JTCの奴隷」などなど。
そして、その企業で働く男性は「JTCおじさん」なのだそうです(# ゚Д゚)

◆もちろん揶揄されるような旧態然とした、また問題を抱えた会社・組織もあるでしょう。
でもメリットだって多いはず!
JTCが良いとか悪いとか、入社した会社がJTCかどうかとか、そんな問題ではないのでは!
と、ここで反論を書こうとすると止まりそうもないので、冷静に考えてみます。

◆大切なのは、自分が選択する(した)ということ。
そして、どれだけ“選択肢”を持てているかだと思います。
勉強を含め様々な経験や体験を積み、見識を広げ、進学・就職する段階において自分の意思
をもって“選択”する。
もちろん転職や起業といった権利もあり、それも含めて“選択”です。
過去のメルマガで島田紳助さんと娘さんの会話を取り上げましたが、覚えていらっしゃるで
しょうか。
紳助さんの「勉強ばっかして何になんねん」という問いかけに対して娘さんは「勉強を一生
懸命すると選択肢が増えんねん!」と言ったのだと。

◆とはいえ、こういった時代の流れやトレンドを知ることも我々の大切な勉強ですね。
勉強することで見識を広げ、自身に当てはめて考える。
そして企業を、部門を、チームを良くするための選択肢を増やす。
個人に求めるばかりでなく、組織も進化していかなければいけません。
そんなことを考える、会社はベンチャーながら心はJTCおじさんの朝のつぶやきでした。

──────────────────────────────
家で高校生の娘と話をしていると、よく知らない言葉に出会います。
ナニソレの連続。
他にも取り上げてみたい気になる言葉があるのですが、またの機会に考えます。
心穏やかに、時代にキャッチアップしていきましょう!

みなさん今週もお疲れさまでした。
素敵な週末をお過ごしください!