おはようございます、
ケアビジネスパートナーズの原田です。
「健康保険証は来年秋に廃止 マイナカードと一本化 改正法成立
介護現場が高齢者の申請を支援も」
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様々な意見、異論が起こる決定だな、
と感じた次第です。
関心をお持ちの皆様は下記をご確認くださいませ。
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https://www.joint-kaigo.com/articles/10088/
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では、本日のメルマガに入らせていただきます。
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■■“最強だな”と感じたサービス業について、私見をお伝えさせていただきます(2)。
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●「特にサービス業の範囲の中で、業界関係なく“この事業、最強だな”と思えたビジネス
ってどんなものがありましたか?」というご質問に対し、真っ先に頭に浮かんだのが、駆
け出しのコンサルタント時代に担当として関わらせていただいた“食堂”事業だった、とい
うところまでお伝えさせていただいた昨日のメルマガ。
●では、一体、何故食堂事業を私が“最強”だと感じたのか?その理由を一言で申し上げる
なら、あまりきれいな表現ではありませんが、いわゆる、“商いは、牛の涎(よだれ)”と
いう格言(?)にピッタリくる事業だから、ということです。
●ちなみに上記言葉は、「商売というものは一時的に大もうけしようとすると失敗する。
例え外見は地味であっても、地道に、気長に継続できる事業が最も好ましい」という意味。
●では、何故、食堂事業は“牛のよだれ”の事業だと言えるのか?私見としては、大きく
分けて2つの説明が出来ると思っていますが(細かく言い出すともっとありそうですが)、
今日はそのうちの一つ目の視点・切り口を皆様にお伝えさせていただきたいと思います。
●一つ目の切り口、それは、“顧客ターゲット層の広さ”です。例えば、ターミナル駅近く
に密集している居酒屋チェーンなどを想像してみて下さい。その事業のほとんどは、顧客
ターゲットが或る程度絞りこまれており、“特定のターゲット層に喜ばれるような内装”
“特定のターゲット層に喜ばれるようなメニュー”等々、
●特定の層に喜ばれることを訴求しながら、お店の全てをつくりあげています。換言する
と、経営の定石とも言われる、“選択と集中”という考えに基づいており、それであるが故
に特定の層の琴線に触れ、結果、事業として成立しているものです。
●他方、食堂事業は、“幅広い顧客層”に利用されることが大きな特長です。例えば、私が
担当させていただいていた食堂では、おじいちゃん・おばあちゃん世代と、お父さん・お
母さん世代と、息子・娘さん世代が、仲良く食事をとっている、なんて光景は、日常茶飯
事でした。
●でもこれ、事業的なセンスで見つめてみると、信じられないぐらい凄いことだと思いま
せんか?例えば、20代~30代前半ぐらいの世代をターゲットにした外食事業では、ター
ゲット層が30代後半ぐらいに入ってしまうと、だんだん、今まで通っていたその店に足を
運ばなくなってしまいます。
●しかし、この食堂事業は、20代の方も30代、40代の方も、そして極端な話、70代、80
代になっても(笑)、食事をとるために、変わらず、足を運ぶ方がいらっしゃるのです。
この特性が、事業としての“牛のよだれ”的価値に大きく貢献していることは、説明せずと
もよく分かっていただけるかと思います。
●私は食堂事業の担当になり、この業態を“ビジネス”として見つめ直した時、“幅広い顧客
層に、長期間、利用していただける”という、事業としての“安定感““どっしり感”に気付き、大きな感動を覚えました・・・・
●・・・・以上、雑駁な説明ながら、先ずは一つ目の切り口・視点についてお伝えさせていた
だきました。少しでも心に引っ掛かりを感じていただけた方は一度、時間を取り、この視
点で皆様の周囲の事業を見つめてみていただいても面白いかもしれません。ひょっとする
と有意義な“気付き”がそこから生まれる、なんてこともあるかもしれませんね^^
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、朝から大阪市内にて、
関西地区の企業様、中国地区の企業様、四国地区の企業様、
3社様を交えた戦略ミーティング。
その後、お昼の新幹線で福岡へ移動し、
福岡県内某市にて夕方から打合せを行います。
皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?
では、互いに充実した1日となるよう、今日も共に頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。