おはようございます、
ケアビジネスパートナーズの原田です。
財務省は11日、
財政健全化の方策を話し合う審議会を開催しまたね。
6月に公表予定の
“骨太方針2023”
に財務省としてどのような意見を盛り込むことを考案しているのか?
関心をお持ちの皆様は、下記をご確認くださいませ。
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では、本日のメルマガに入らせていただきます。
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■■既存の福祉経営に対する“一抹の不安”(2)
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●年間200日以上全国各地を駆け回り、主にセミナー活動を行う中でより一層、強く感じ
るようになっていた現場の福祉事業経営に対する“一抹の不安”、及び、その不安に基づい
て綴っていた雑感文の前半部分について共有させていただいた昨日のメルマガ。
●本日は是非、昨日に引き続き、後半部分を皆様にもご紹介させていただきたいと思いま
す。以下、ご確認くださいませ
●今後、介護報酬の低減が益々加速する中、このスタイルだけでは発展どころか、存続す
らもおぼつかなくなる事業者が多発することは明らかだ。
●そのような環境に突入することを考えると、今、正に市場で顕在化しつつある「資本力
のある企業による小規模事業者のM&A」がますます進行してくることも自然の理だと言え
るだろう。当然のことだが我々自身、それらの動きを否定するつもりは毛頭ないし、
●業界の活性化、及び社会基盤の維持という視点においては至極必要なことであるかもし
れず、それらの動きに協力していくことも勿論、やぶさかではない(志が合えば、という
前提ではあるが)。しかし、その一方で、一抹の不安感が拭えないのも事実だ。
●資本力によりマーケットを抑えていく事業者は、果たして、前述の「ビジネスライクな
姿勢に終始するのではなく、志を持って日々、顧客や地域に寄り添う」“足し算型”とも言
えるような介護経営を実践できるのだろうか?どうしても組織の論理・リスクマネジメン
トの論理が優先される“引き算型”の経営に傾いてしまわないだろうか?
●また、このような数少ない「資本力のある会社」が高いシェアを占める形で社会基盤が
構成(独占)される事が、社会や顧客にとっての「心ゆたかな未来社会」づくりに本当に
直結するのだろうか?この約5年間(2010年~2015年)、介護市場の実態と向き合って
きた我々としては、「諸手を挙げて賛成」という感覚にはどうしてもなれない。
●繰り返しになるが、大資本によるM&Aを始めとする大規模化の動きを頭から否定する
つもりは毛頭ない。
●ただ、これらが行き過ぎると、インフラは担保されつつも、「心のゆたかさ」とは程遠
い地域社会、未来社会になってしまうのではないか?そして、それは、ひいては国の戦略
(地域包括ケア)の崩壊をも巻き起こしてしまうのではないか?と我々は危惧している。
●重要なのは、「資本力のある大規模介護事業者」と「中小資本ながらも地域密着で“地
域”を愛し、地域の存続に責任を持とうとする介護事業者」の両社が共存し、顧客が各々
のニーズに合わせて自由に選択できる環境を整えることではないだろうか?
●そんな中、我々は、弊社理念にある“心ゆたかな未来社会づくり”の実現において、もっ
ともインパクトが大きいと思われる、後者(地域密着型介護事業者)の経営支援に本格的
に取り組むことを決意した。
●「本気でご利用者やご家族と向かい合い、心と心でつながっている、そんな素晴らしい
ケアを提供している事業所に、この先、1社でも多く生き残ってもらうこと」「志を持って
頑張っている事業所が自然淘汰されるような環境を極力回避させること」それこそが重要
であり、我々の使命だと考えている・・・・
●・・・・さて、私の雑感文からの引用は以上になります(駄文にお付き合いいただきありが
とうございました)。少しでも心に引っ掛かりを感じていただけた方は一度、時間を取り、
昨日の繰り返しにはなりますが、上記に対するご自身の見解について(賛意・反意含め)
自らの頭の中を整理してみていただいても有意義かもしれませんね^^
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、名古屋市内のホテルにて、
午前中は3件のオンラインミーティング。
午後もデスクワーク&3件の打合せが続きます。
皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?
では、互いに充実した1日となるよう、今日も共に頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。