[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2473]

“生産性向上”を進める一方でおさえておくべきポイントかもしれません(2)。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

地域包括ケアに携わる都道府県・市区町村職員、

地域包括支援センター職員、

生活支援コーディネーター等関係機関の職員向けに、

「高齢者の生活を支える地域づくり」

をテーマにしたオンデマンド研修がコンテンツ配信
されているようですね。

読者の皆様の中には、当該関係者の皆様もいらっしゃる
ことと思います。

関心をお持ちの皆様は、下記をご確認くださいませ。

https://www.mhlw.go.jp/content/001049492.pdf

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では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■“生産性向上”を進める一方でおさえておくべきポイントかもしれません(2)。
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●「“手段”と“目的”の混同。“目先”と“未来”の両立。そんな言葉が今、私の頭の中に湧き
上がってきました」・・・・とても誠実なコメントをいただいた、首都圏地区の福祉経営者
(A理事長)との意見交換。

●「生産性向上」「業務効率化」をテーマとする中、とある想いから「スターバックス
再生物語」の抜粋文をご紹介させていただいた訳ですが、

●本日は昨日の総論部分に引き続き、「2000年代中盤当時、スターバックスの現場で一
体何が起こっていたのか」「何がスターバックス離れを引き起こしたのか」その具体的な
内容についてあらためて皆様にも共有させていただきたく思います。以下、ご確認くださ
いませ。

●「店舗に導入されたエスプレッソマシンによって効率性が改善された。しかし、この機
械はかなり高さがあった。そのため、お客様からはカウンターの中にいるバリスタが飲み
物を作るのが見えなくなってしまった。また、わたしがミラノで見たときのようなやり方
で、バリスタがお客様に対応することができなくなってしまっていた(同本p38)。

●「店舗では、挽きたてのコーヒーから立ち上る重厚な、誘うような、豊かな香りがほと
んどしなくなっていた。これは主に、挽いたコーヒーの粉を出荷し、保管する方法に変え
たためだった。コーヒーの香りがなければ、日常を抜け出しコスタリカやアフリカといっ
た遠い国へ誘う物語を語ることはできない」

●「わたしが入社して以来、コーヒーの香りを楽しんでもらうために、喫煙は禁止し、パ
ートナーには香水をつけないように言ってきた。おそらくコーヒーの香りはスターバック
スの最も感覚に訴える要素で、世界で最高の品質のコーヒーを提供するというわたしたち
の基軸を強化してきた(p38)」

●「感覚的な誘因がなくなってしまったために、スターバックスを訪れるときに得られた
なにかが失われた。独特の光景や香りや、スターバックスが市場に持ち込み、ブランドを
特徴づけることになった魅力。コーヒーがわたしたちの中核であるなら、スターバックス
が提供する体験(エクスペリエンス)は私たちの魂だ(p39)」・・・・

●・・・・さて、長くなりすぎるので本日も一旦、こちらで止めさせていただきたく思います。
少しでも心に引っ掛かりを感じていただけた方は一度、時間を取り、A理事長が何故、
「「“手段”と“目的”の混同」「“目先”と“未来”の両立」という言葉を選ばれたのか、あら
ためて考えてみてただいても悪くないかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、午前中は東京都心でリアルミーティング。

終了後、明日の仕事場所である広島へ向かいます。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、今日も共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。