[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2472]

“生産性向上”を進める一方でおさえておくべきポイントかもしれません(1)。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

コロナ禍が収束に至らない中で介護施設を悩ませる
入所者と親族らの面会について、

厚生労働省が新たなオフィシャル動画をYouTubeに投稿したようですね。

既にいろいろ対策をされている方がほとんどかと思いますが、

念のため含め、見ておこうと思われる皆様は下記をご確認くださいませ。
(10分57秒の動画です)

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では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■“生産性向上”を進める一方でおさえておくべきポイントかもしれません(1)。
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●先日、首都圏地区の福祉経営者(A理事長)と意見交換させていただいた時の事。話題
が今、多くの事業者にとっても共通の関心事であろう「生産性向上」「業務効率化」に差
し掛かる中、A理事長の言葉に少しばかりの違和感を覚え、とある事例をもとにその違和
感をさりげなくお伝えさせていただいたところ、

●「・・・・“手段”と“目的”の混同。“目先”と“未来”の両立。そんな言葉が今、私の頭の中に
湧き上がってきました。再度、自分の頭の中を点検してみます」と、とても誠実なコメ
ントをいただく機会がありました。

●A理事長にご紹介させていただいた事例とは私自身、過去に読み、「とても重要なポイ
ントだな」と思って抜き書きしていた「スターバックス再生物語」の一部。

●2007年、業績的には過去最高益を更新しつつも既存店の来店客数の伸びが過去にない
ほど落ち込む等、足元の店舗状況がぐらつき始めていたことに数年前から感覚的に気が付
き、危機感を覚えていた創業者、ハワード・シュルツ氏が、

●その根本原因についてアラームを鳴らしている記述(下記)がとても印象的でした。今
日はその具体的な指摘に入る前の総論的な内容について是非、皆様に共有させていただき
たく思います(ちなみにこの後、同社はリーマン・ショック云々以前の問題含め、業績下
降の一途を辿ることになります・・・・)

●「優れたブランドは様々な無形資産が集まって確立される。そうした資産は、企業の収
益や利益には、表向きには現れないが、企業のもつ特質をつくり上げる。それを失うこと
は、ささいなことながらも、組織全体にわたる損害をもたらすことになりかねない(同本
p37)」

●「2006年、世界中の店舗を何百と訪れる内に、創業者であり、商人であるわたしは、ス
ターバックスがなにか本質的なものを見失ったのを感じた。全体的な雰囲気や精神だ。最
初ははっきりとわからなかった(p37~p38)」

●「ひとつの問題がわたしたちから魂を奪い取ったのではない。スターバックスを特徴づ
けていたいくつかのものがなくなってしまったことで意図せぬ結果が起こり、そのせいで
自信がいつの間にか失われていたのだ(p38)」・・・・

●・・・・さて、上述通り、本日は具体的な内容の手前で止めさせていただきますが、皆様の
中にはひょっとすると、自社の介護現場について同じような感覚を覚えたことがある方も
いらっしゃるかもしれません(事実、私にはあります^^だからこの本が心に響いたのかも、
と今になって思います^^)。

●「自社にあてはめてみるとすれば、一体、どのようなことが挙げられるだろう?」少し
でも関心をお持ちいただいた皆様は一度、時間を取り、そんな風に置き換えてみていただ
いくことで更に“気付き”が深まるかもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、午前中は2件のオンラインミーティング。

午後は東京にご足労いただいている、

北海道地区のクライアント経営者との打合せです。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、今日も共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。