おはようございます、
ケアビジネスパートナーズの原田です。
「介護施設・事業所へ支払われる介護報酬が経営者など
一部の人に集まり、
現場を支える職員に広く行き渡るようになっていないのではないか」
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2日に開かれた
“公的価格評価検討委員会”
の中でのポイントの一部です。
関心をお持ちの皆様は、下記をご確認下さいませ。
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https://www.joint-kaigo.com/articles/4152/
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では、本日のメルマガに入らせていただきます。
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■■読み返し、私自身もあらためて気持ちを引き締め直した次第です。
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●先日、関西地区の介護経営者(A社長)と意見交換させていただいた時の事。とある悩
みについてお話を伺う中、何かの参考になれば、と思い、このメルマガでも幾度か紹介さ
せていただいたことがあり、私自身、時折見直す松下幸之助氏のエピソードを共有させて
いただいたところ、
●その翌日、「・・・・ひょっとすると私、少々傲慢だったのかもしれません」「感謝の気持
ちを見失っていたのかもしれません」と、とても謙虚なフィードバックをいただく機会が
ありました(ちなみに、A社長はちっとも傲慢な方ではありません。日頃からお付き合い
させていただいている私としてはよく分かります^^)。
●このエピソード、本メルマガにお付き合いいただいている皆様の中にもあらためて“気
付き”“示唆”を感じ取っていただける方がいらっしゃるかもしれない?という想いのもと、
●本日は是非、A社長にお伝えさせていただいた内容を皆様にも是非、共有させていただ
きたいと思います。以下、有名な“熱海会談”と呼ばれるエピソードについてです(過去に
メモとしておいたファイルからの抜粋なのですが、参照元・引用元情報の転載を怠ってし
まっておりました(汗)。その点、ご容赦いただければ幸いです)。
●「昭和39年。幸之助氏が社長を娘婿の松下正治氏に譲り、会長職になって3年が経過し
た時の話です。当時、大不況の波が押し寄せ、松下電器は創業以来の危機に直面していま
した」
●「松下電器の全国約2万もの代理店の中には倒産するところもあらわれてきており、こ
の状況を打破すべく、同氏は全国の販売店や代理店の社長・店主ら約270人を熱海のニュ
ー富士屋ホテルに招待し、彼らの意見を虚心坦懐に聞く機会をつくりました」
●「すると、会場に集まった社長や店主の口からは、一気に噴き出すかのように、不満の
声が出るわ出るわ。。。「新製品が次から次に出るが、消費者は真新しさを感じるのもつ
かの間、ソッポを向き出していることを知るべきである」「観劇だ、なんだと松下電器は
招待ばかりが多すぎる。それではわれわれが店にいる時間がないではないか」」
●「「安い商品が出回っていて、これでは対抗ができない」・・・%まるで、“儲からないの
は全て松下電器の責任だ”と言わんばかりの物言いが続きます。そんな中、幸之助氏も、」
●「「たしかに当方にも非はある。が、販売店や代理店の経営悪化の原因の一つには、あ
なた方の自主、独立精神が足らなかったことはないだろうか」と反論するものの、松下電
器への不平・不満は一向に収まらず、当初、予定していた2日間の予定を1日延長し、さ
らに議論を尽くすことにしました。そして翌日。」
●「幸之助は突然態度を一転させ、涙声で販売店や代理店の経営者に次のような話をしま
した。(これが後に“熱海会談”として後世に受け継がれることになった名演説です)。
「よくよく考えてみると、松下電器にも改めなければならない問題がたくさんあります。
責任の大半は松下電器にあります」
●「慢心が今回の真の原因であると思うのです。長い間かわいがっていただいた皆さま方
の恩顧を、われわれは忘れていたのです。申し訳ないことだと思っています。私は今、昭
和8、9年ごろ、初めて電球をつくって皆さんのところで買っていただきにあがったことを
思い出しました」
●「「この電球はまだ信用、品質が超一流とはいえないかもしれません。しかし、やがて
かならず横綱になってみせますから、どうか売ってください」とお願いしたものです。皆
さま方は「よし、そこまで考えているなら売ってあげよう」と電球を置いてくれたのです。
そのことで、松下電器は大きくなった」
●「本当に皆さまのお陰なんです。それを片時も忘れてはいけないのを忘れていました。
会社が皆さまに文句を言える義理は一つもないのです。誠に申し訳のないことです。この
うえは、考え方を改め、心を入れかえて取引条件なども含めて一切を改革、出直しするつ
もりであります。誓っての改革を、皆さんにお約束します」・・・・
●「絶句しながらの同氏の演説が終わる頃には、販売店、代理店の間にハンカチで涙を拭
う者が続出したと言います。やがて、その中の一人が立ち上がり、声を上げました。「今、
会長のお話を聞いていると、われわれの方が、考え方が足りなかったのがわかる」」
●「もともとわれわれと松下さんの間は単なる取引の関係などではなく、もっと精神的な
ところにあったはずだ。皆さん、われわれも一致団結して出直そうではありませんか!」
あちこちから拍手が湧き上がり、「そうだ、お互いに頑張ろう!」の声とともに、皆の心
が一つになった瞬間でした」
●「会長に退いていた幸之助氏でしたが、これを機に「営業本部長代行」を兼務し、改め
て改革への陣頭指揮をとりました。そして業績は回復し、全員でどん底の危機を乗り超え
ることができたのです」・・・・
●・・・・さて、上記エピソード、皆様はどのようにお感じになられましたでしょうか?「経
営状況を改善させるには何より経営陣の“覚悟”“情熱”“素直さ”、そして、協力いただくメ
ンバー(職員含む)との“信頼関係”が不可欠ではないだろうか」・・・・
●少しでも心に引っ掛かりを感じていただけた方は一度、時間を取り、我が身を振り返り
つつ、何か1つでも、考え方や行動を変えてみても有意義かもしれませんね^^
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、午前中のオンラインミーティングを経て、
午後は愛知・三河地区にて打合せ。
終了後は明日の仕事場所である大阪へ入ります。
皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?
では、互いに充実した1日となるよう、今日も共に頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。