[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2270]

ちょっとした工夫で、“目標とする組織風土”に一歩近づけるかもしれません。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

今日は3月11日。

11年前の今日、14時46分に起こったことをあらためて
思い出さずにはいられない日です。

思い起こしながら、何を感じ、何を考えるのか。

あらためて自分自身に問いかけよう、いや、問いかけたいなぁ、

とあらためて感じた朝の一時でした。

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では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■ちょっとした工夫で、“目標とする組織風土”に一歩近づけるかもしれません。
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●先日、ある他業界の経営者(A社長)と意見交換させていただいた時の事。A社長が社内
で実践されており、久しぶりに耳にした、いわゆる、“パートナーズ・トーク”と言われる
取り組みの効用について久しぶりに“気付き”をいただく機会がありました。

●この“パートナーズ・トーク”とは、部署間のコミュニケーションが薄く、ともすれば部
署間で“見えない壁”ができてしまいがちな組織風土を何とか打破することを目標に、“組
織の一枚岩化”を実現するためのシンプルな取り組みです。

●A社長の会社の事例でいうと、まず、コミュニケーションが足りない先輩と後輩、部門が
異なるため、互いの業務内容を全く理解できていない総務部事務スタッフと営業、というよ
うに、組織として相互理解を促進してもらいたい方同士で、2人1組のペアをつくってもら
います。

●そして、最低月に3回、できれば毎週1回、可能な限り、昼食や夕食を一緒に食べる
ようにしてもらう、というものです(どうしても時間が取れない場合は、最悪、メールでの
やりとりも1回と数えますが、できる限り、顔を合わせてもらうことを原則とします)。

●また、それらを奨励するために、一緒に食事を食べに行ったりした時には、会社から7割
程度の補助を出すそうです(上限あり)。そして、その時間を通じで、今、自らが行ってい
る業務に関する目標、そして、それらの進捗状況を互いに共有し合います。すなわち、

●どんな目標を掲げて仕事をしていて、その目標の達成のために今、何をしていて、今後、
何をしていこうとしているのか、について、全く別の部門の方と互いに報告しあうのです。

●このようなコミュニケーションを継続して行うと、相手の仕事の状況や仕事の大変さ、
日々、どんなことを考えていて、どういうことに悩んでいるかについて、徐々にお互いの理
解が深まってきます。

●その中でどうすればその目標をクリアーできるかを一緒に考え、サポートし合う。それら
の時間を通じ、相互理解を深め、組織としての一体感を醸成していこう、という取り組みです。

●ちなみに、同じ人と長い間、パートナーズトークを実施すると、次第に慣れてしまい、最
終的には惰性になり、パートナーズトーク時の内容が薄まってきたり、忙しさにかまけて行
わなくなったり、という状況が生まれやすくなります。

●そこで、この会社では意図的に、3か月に一度はパートナーを変更し、新鮮な状況が保て
るように工夫しているそうです・・・・

●・・・・さて、上記取り組み、皆様はどのようにお感じになられましたでしょうか?「“理想
の組織”に一歩近づけるには、日常のちょっとした工夫も効果的かもしれない」少しでも心
に引っ掛かりを覚えていただけた方は一度、時間を取り、自社内での具体的な取り組みにつ
いて検討をされてみても面白いかもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は東京都心にて、

終日、デスクワーク&打合せが続きます。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、今日も共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。