おはようございます、
ケアビジネスパートナーズの原田です。
この度の豪雨災害、
被災された皆様には心より御見舞い申し上げます。
私自身、交通機関の運転見合わせ等に遭い、
数々の予定変更を余儀なくされましたが、
身の危険、命の危険にさらされた(or今もさらされている)
皆様のことを想うと、
本当に言葉が出ない私がいます。
また、雨が止んだ以降においても、様々な二次被害が起こる
可能性も否定できないことと思います。
当該地域の皆様はくれぐれも、
本当にくれぐれもお気を付け下さいますように。
では、本日のメルマガに入らせていただきます。
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■■様々な福祉的課題に向き合い、可能な限り一歩一歩、前に進めていきたいですね。
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●本日はこの場をお借り致しまして、今後、弊社としても深く関わらせていただくことにな
るであろう新たなプロジェクトについて、皆様にも是非、ご報告させていただきたく思いま
す。
●高齢者介護の領域ではありませんが、“地域の福祉的課題”という意味において決して無
視することが出来ない、“病児を抱えた母親に対する支援”に関する取組です(この取り組
みを通じ、児童虐待問題に対しても、少しでも貢献出来ればと考えております)。
●本プロジェクトは現在、第二ステップとしてのクラウドファンディングを行っています。
今日は、そちらで記載されている内容の一部を転送させていただく形で是非、皆様に本取り
組みの概要をご紹介させていただきたく思います。それでは以下、ご確認下さいませ。
●(もし共感いただければ是非、本クラウドファンディングにご参画いただければありがた
いですし、或いは本文をお読みいただき、何となくの“気付き”や“ヒント”を感じていただけ
るだけでも充分嬉しく思います^^)
↓
●「こんにちは。私たちは2016年から愛知県みよし市で、子どもや母親のための支援を専
門に行う訪問看護を運営しています、一般社団法人キッズラバルカです。こども訪問看護ス
テーションMOMは全国的にも珍しい、助産師も在籍するステーションです」
●「私たちは、主にNICU(新生児集中治療室)から退院してくる病気や医療的ケアのある
赤ちゃんのいる家庭や、生まれたばかりの赤ちゃんのいる家庭を訪問し、日常生活のお世話
や育児の相談に応じています」
●「この5年間、たくさんのご家庭を訪問する中で、病気や障がいのある子を持つ「母親へ
のケア」が圧倒的に不足していること、また複雑な社会の変化のなかで、貧困やDV、産後
うつなど様々な理由で「子育ての困難」に直面している母親への支援が不足していることに
気づきました」
●「健康に生まれた赤ちゃんでも適切な養育なしに健やかに成長することは出来ません。赤
ちゃんに十分な栄養を与え、体の清潔を保ち、環境を整え、愛情を注ぐなど適切に「育てる」
という行為が必要です。母子は相互作用を起こすのです」
●「母親が十分にケアされ満たされないと、赤ちゃんを満たすために愛情を注ぐことはでき
ません。子どもの健やかな成長のためにも母親をケアするというのはとても大切な鍵にな
るのです」
●「生まれた子どもの病気や障がいの有無で区別されず、すべての子どもを持つ母親が大切
にケアされ、孤立せず、「一緒に育てる」が叶えられる家「Mom House」をつくりたいと思
っています」
●「病気や障がいのある子を持つ母親への支援が不足していると感じたきっかけになるケ
ースがあります。彼女は開業医で出産し、赤ちゃんに病気が分かり、自宅から遠く離れた場
所にある総合病院に赤ちゃんだけ運ばれて行き入院することになりました」
●「地方都市ではよくあることです。母親である彼女自身も出産で多量に出血し、輸血する
ほどで、やっと自分の身の回りのことが出来るようになり退院しました。 そこへ赤ちゃん
が入院している病院から連絡が入りました。「赤ちゃんが小児科に移動したので早く付き添
いに来てください」
●「もちろん、自宅から離れた総合病院に一人で入院している赤ちゃんのことが心配でない
はずありません。車で約1時間かけ、やっとの思いで病院にたどり着きました。「お母さん、
今日からここで付き添いをして、この子が早く退院できるように頑張ってケアの手技を覚
えましょうね。」と看護師に励まされました。一見よくある当たり前の光景です」
●「しかし、小さな我が子の眠るサークルベッドの横、冷たい床に置かれた折りたたみの小
さな付き添いベッドを見て彼女は思いました。昨日まで産科に入院し、自分のための用意さ
れた食事や寝具、自分の事を名前で呼んでくれるスタッフ、赤ちゃんに病気があっても大丈
夫、きっとまわりの助けを得ながらやっていけると思っていた」
●「でも、ここは私をケアしてくれる場所ではなく、赤ちゃんをケアする場所なんだ。と。
病気のあるこの子を産んだ母親は産科から退院した途端、もうケアされる人ではなく、ケア
する側の人なんだと感じたそうです」
●「もちろん、母親の付き添いなく一人で入院している赤ちゃんもとても辛い思いをして頑
張っています。しかし、病気や医療的ケアのある子を出産した母親は、産後の体調不良を考
慮されず、退院した瞬間から「ケアラー」として扱われ、母親への支援は後回しになってし
まっているのです」・・・・
●「母親の心身の回復や休息、育児手技の習得のためのサービスである産後ケアを例にとっ
て見ても病児の母親は満足に利用できない現状があります。NICUに入院する赤ちゃんは
その入院期間が長期に及び、産後ケアの利用期間を過ぎてしまったり(生後3か月を利用限
度としている市町村が大多数)、」
●「早期に退院できても赤ちゃんに病気や障がいがあると産後ケアの受け入れ先はありま
せん。その後も、病児や障がい児の母は「特別な母親」として扱われ、育児の悩みを聞いて
もらえる場所、自分の体調のことや気持ちを相談したりお話しする場所がどこにもなかっ
たり、子育て支援センターのように気軽にお出かけできる場所もとても少なく、行政が子育
て中の母親向けに提供しているサービスの多くが利用できないという経験をします」
●「生まれた子に病気や障がいがあっても、特別な女性ではなく、普通の女性で普通の母親
なのです。子の病気や障がいがあっても、母親が一人の女性として大切にケアされ、産後ケ
アを受けるという選択肢、愚痴をこぼすように相談するという選択肢、お出かけしてただゆ
ったり過ごすという選択肢があることを当たり前にしていきたいです」
●「病児や障がい児を持つ家庭から訪問をスタートした私たちですが、訪問看護の現場では
現代の複雑な経済や社会背景のなかで様々な子育て中の困難に直面している母親に出会う
ようになりました。赤ちゃん自身に病気や障がいがなくても、」
●「支援者不足や貧困、望まない妊娠、産後うつ、DV、多胎家庭などさまざまな理由で困
難に直面します。そのすべてが現行の行政サービスで救われているわけではなく、困ってい
ても声をあげられず孤立してしまい、虐待や母親の自殺など悲しい事件につながっている
現状があります」
●「子育て困難の状態の多くはある日突然その状態に陥ってるのではなく、介入の機会を逸
した小さな困りごとの蓄積によって生じていると推測します。「誰に相談したらいいか分か
らないから我慢する」「相談したけど相手にしてもらえなかった」」
●「「少し話を聞いて欲しいだけ」「みんな頑張っているのだから私ができないだけだ」こう
して誰かに話すことを諦めたり躊躇したりすることで始めは小さな困りごとから歯車がズ
レが次第に大きくなり、子どもの虐待や母親の自殺など最悪の事態に繋がっていくのでは
ないでしょうか」
●「気軽に立ち寄り、安心できる空間で気軽に子育ての話をする、そういった場所を設ける
ことで、制度で救えない人たちや助けてもらうことを諦めてしまっている人たちと繋がる
きっかけになり、小さな困りごとに向き合い、寄り添うことで地域での母子の孤立を防げる
のではないかと考えています。まずはこの小さなMom Houseから誰も取り残されない子
育て支援を始めていけたらと思っています」・・・・
※本プロジェクトのクラウドファンディングページはこちら
(詳細をお知りになりたい方は是非、ご確認いただければ幸いです)
↓
https://readyfor.jp/projects/kidslabarca
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は朝から夕方まで、
東京都心でオンライン・オフラインのミーティングを実施。
夜は、北海道地区の法人様の上京を受け、
都心で会食を行います(勿論、細心の注意を払いつつ)。
皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?
では、互いに充実した1日となるよう、共に頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。