おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。
「元気シニアと“ローカルVR旅行”アプリを作りたい!」
そんなクラウドファンディングのプロジェクトが新たに
開始されたようですね。
とても興味深い取り組みであるように個人的には感じます。
ご関心をお持ちになられた方は是非、下記をご確認下さいませ
↓
https://readyfor.jp/projects/jimoto-vr
では、本日のメルマガに入らせていただきます。
今日の視点───────────────────────────────────
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■■介護離職阻止に役立った、ちょっとした工夫。
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●先日、関西地区の介護経営者(A社長)と意見交換させていただいた時の事。昨今の旬の
キーワード“介護離職”に話が移る中、「介護離職を止めることが出来る介護事業者なんて、
沢山いるのにねぇ」という言葉と共に、そういえば以前、私がデイサービスを経営していた
時にも“介護離職”しそうなご家族がいらっしゃり、
●それを阻止(?)すべく行った当時の取り組みをお伝えしたところ、「面白い取り組みで
すね。うちでも検討してみようかな」という、とても嬉しい言葉をいただくことができまし
た。と、いうことで、大変手前味噌ながら、本日はA社長にお伝えさせていただいた内容を
皆様にも是非、ご紹介させていただきたく思います。遠距離家族を安心させることにつなが
った“ちょっとした工夫”についてです。
●「急な事で申し訳ないですが、何とか受入をお願いできないでしょうか?」ケアマネから
の要請により急遽、私たちのお泊りデイサービスをご利用する事になったご夫婦。ご夫婦一
緒の時に事故に遭われ、入院→退院となるものの地域の施設に空きがなく、かといって2人
での在宅生活は到底無理、ということで、私たちに依頼が回ってきた、という経緯だったと
記憶しています(当時の用語で言えば、お泊り+デイを連続して使う“ロング利用”でした)。
●「分かりました。緊急ということで、他が見つかるまで弊所で対応させていただきます」
そんな言葉と共に偶然空いていた個室があったので、そこでお二人で過ごしていただける
ように段取りを行った訳ですが、事故に遭われたお二人以上にパニックになっていらした
のが他でもない、フランスで仕事をされていた一人息子の男性でした。
●「場合によっては仕事を辞めてでも東京へ戻ろうかと考えているんです」電話口から無理
やり自らを落ち着かせようとされている様子を感じ取った弊所の管理者は、気持ちを察し
ながらも次のように回答しました「お気持ちはよく分かりますが、そんな必要は全くありま
せんし、そんなことをされてもご両親も喜ばれないと思いますよ。医療的な対応が必要とな
らない限り、我々に安心してお任せください。勿論、医療対応が必要な場合はケアマネさん
と相談して適切な対応をとりますので」。
●その言葉で先ずは一安心された様子でしたが、それでも心が自然に感じる“心配”や“不安”
はなかなか言葉だけで拭えるものでもありません。「より安心していただくために、我々に
何が出来るか?」そのように考えた我々は結論として、
●(1)定期的(確か週に1回)にメールで状況報告を入れること(その際、撮影した写真等
も送る事)(2)週に1回、ご両親と息子さんだけでスカイプ電話を行う時間をつくること
(勿論、通話開始までのセッティングはスタッフが行いました)、等を実行しました。
●そのプロセスを繰り返す中で息子さんもようやく安心され、無事、介護離職を起こすことな
く我々の支援が終了した次第です(1年以上かかりましたが、最後はご夫婦一緒に無事、新設
された特養へ入所されました)。
●さて、恐縮ながら上記事例、何か皆様の中で“気付き”につながるものがございましたで
しょうか?入所は勿論、居住施設をお持ちであったり、医療対応できるサービスをお持ちで
あったり等、当時の我々以上に“介護離職”を止めることが出来る環境が整っている法人様
も数多くいらっしゃるのではないかと思います。
●そのような企業様は(例えば弊所のような“ご家族同士のコミュニケーション支援”等も
メニューに加えつつ)、「我々にお任せいただければ介護離職等を考える必要は全くなく、安
心して今のまま、遠距離での生活を維持できますよ」ということをさりげなく発信してみて
も面白いかも知れませんね。
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は東京都内で
“ケアビジネス研究会”
会員向けの情報配信に向けた撮影を行います。
皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。