[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1207]

複眼思考の重要性(2)

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。

ちょっと以前の、かつ、我々の業界には直接的には
何ら関係のない話なのですが、

「こういう心意気、格好いいなぁ」

とあらためて心が温かになる記事に出会いました。

既にご存知の方も多くいらっしゃるかもしれませんが、

“ちょっといい話”

という意味で是非、共有させていただきますね。

「今は、別府行くより、草津行こうぜ。」

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1802/23/news089.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■複眼思考の重要性(2)。
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●昨日のメルマガでご紹介させていただいた、“複眼思考”とも呼べる考え方(≒単純にか
かる費用を“一対一対応”“絶対価値”として見るだけではなく、その費用投下に幾つかの
期待効果を織り込ませる、という考え方)。本内容をお読みいただいた九州地区・A社長よ
り、「(もっとその意味を)自分自身に落とし込むために、その他にも事例ってありますでし
ょうか?」という、非常に前向きなご質問をいただきました。

●と、いうことで、本日はA社長よりいただいたご質問に対し、私が実際に介護経営者か
らうかがった、正に“複眼思考”と呼ぶに値するような事例をご紹介させていただきます(今
日と明日に分けて2例、お伝えさせていただきます^^)。本日の事例は「デイサービス経営
者はPTやOTを積極雇用した方が絶対に良い」と断言される、東海地区・B社長が実際に
取り組まれている事例についてです。

●総勢従業員数40名、という所帯の中に、8名ものPT/OTを抱えている、というB社長
の事業所。PT/OTという専門職の方々は一般的には介護職よりも報酬が高く、どうしても
経営を圧迫しがちになり、つい(雇用に対して)消極的になってしまう方も少なからずいら
っしゃるのが現実だと思います(それ以前に“確保できない”と悩まれている方もいらっし
ゃいますが、それはまた別の話としていつか採り上げさせていただきたく思います)。しか
し、B社長はPT/OTを積極雇用する意義を次のように私に説明して下さいました。

●「確かに一人当たりの時給や月給で見れば、介護職よりは高額の負担になってしまうかも
しれません。でも、彼らが社内にいてくれることで自社のサービスの中に“PT/OTがサポ
ートしてくれるデイサービス”という独自の強みが生まれるばかりか、」

●「“専門職の方の意見を聞きたい”ということで、他社のケアマネさんからもケアプラン
等についての相談が入ってきたり、加えて、彼らがいてくれることで、自社の介護職の(リ
ハビリテーションに対する)知識やスキルも向上する、という効果もあがっています」

●「以上の理由から、単なる“1人分の人件費”とだけ考えれば確かに高く感じるかもしれ
ませんが、“販売促進(=地域とのネットワークづくりや信頼の向上)”や“人財育成”とい
う観点も合わせて考えれば、“十二分に見合っている”、と私は感じています」(ちなみにB
社長の会社はこの“専門職の豊富さ”により、総合事業でも大きな成果を上げていますが、
それもまた別の日のメルマガにて採り上げさせていただきます^^)・・・・

●さて、上記B社長の事例、皆様はどのようにお感じになりましたでしょうか?少しでも
興味をお持ちいただけた方は是非、自社における“複眼思考”を深掘りしてみていただいて
も面白いかもしれませんね(例えば現在は“一対一対応”になっている費用に“複眼思考”
をあてはめてみるとか、、、^^)。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、東京都心でデスクワーク&打合せ。

終了後、夕方の便で明日の仕事場所、

北海道へ移動します。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。