[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1206]

○○思考の重要性~首都圏介護経営者・D社長との意見交換より~

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。

いよいよ、新年度が始まりましたね。

昨年度と本年度、皆様は何を変え、

どのような成長・進化を目指されますでしょうか?

一歩でも二歩でも、

互いに着実に前進していきたいものですね^^

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■○○思考の重要性~首都圏介護経営者・D社長との意見交換より~
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●先週のメルマガでご紹介させていただいた、「人件費率を(他社と比べても)少々高めの
比率に戦略的に設定する事で、“質が高い事業所づくり”“入居率の向上”そして“離職コス
トの低減”を実現しようと考えた東海地区・A社長の話(“離職コスト低減”は結果論だっ
たそうですが^^)。

●先週、首都圏地区の介護経営者(D社長)と経営に関する意見交換を行う機会があったの
ですが、その際にD社長から上記内容に関するとても興味深いコメント(視点)をお聞かせ
いただく機会がありました。

●と、いうことで今日は是非、皆様にもD社長からうかがった視点を共有させていただき
たく思います。「“複眼思考”の重要性」という話についてです(以下、D社長からいただい
た言葉を私なりの視点も含めてまとめさせていただきます)

●「前回のメルマガの話を読んで、単純に数字を“絶対コスト”として見るだけではなく、
そこに費用をかける事によって“一対一対応”ではない、様々な期待効果を織り込ませる、
という思考が時には出来ないとダメなんだな、ということを強く感じました(このいただ
いた内容をもって、私流の言い方として“複眼思考”或いは“投資思考”と換言させてい
ただきました^^)

●「これが直接的な原因なのかどうなのかはよく分からないのですが、私たち介護事業者は
“売上に上限がある事業(=多くの場合、定員が定められているビジネスモデル)”という
環境にどっぷり浸かる中、如何にコストコントロールするか?にばかり目が行ってしまう、
即ち、“やりくり経営”が思考に沁みついてしまっているように思います」

●「そのような中、ハード面は“(初期)投資”として見れるのに、ソフト面については日
常経費の延長線上、或いは単年度(or短期間)の損益の中でしか見てこなかった自分にあ
らためて気が付きました」

●「或いは、ソフト面の充実、となると、直ぐに助成金を探してしまい、場合によっては“助
成金がないからやめよう”なんて本末転倒な考え方まで出てきてしまうこともある(苦笑)。
もっとソフト面の充実に対して複眼思考、或いは投資思考にならないと今後、企業を発展さ
せていくことは難しいですよね。特に人財関連については経営環境もだいぶん変わってき
ていますしね」・・・・

●さて、D社長のこの話、皆様はどのように感じられましたでしょうか?「俺はそんなこと
ない。ソフト面に対しても複眼思考、投資思考を十分持てている」という方は是非、そのま
ま突き進んでいただきたく思いますが、もし少しでも心に引っ掛かりを感じられたとする
ならば一度、少し立ち止まって、自らのスタンスを振り返ってみても悪くないかもしれませ
んね^^
^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、東京都心でデスクワーク&打合せが
続きます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。