[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1093]

次期報酬改定に不安を抱える経営者にお伝えした事

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

いよいよ本日より、

2017年の最終クォーターが始まりますね。

先週末にも申し上げましたが敢えてもう一度、

“終わりよければ全て良し”

の精神で、最高・最幸の3ヵ月を創り上げて
いきましょう!

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■次期報酬改定に不安を抱える経営者にお伝えした事。
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●先日、関東地区の介護経営者(A社長)と来年度の法改正について意見交換をしていた折、
ふとある想いが頭の中をよぎり、その旨お伝えさせていただいたところ、「確かに、、、私、
半分、思考停止状態に陥っていたかもしれません」という、とても冷静、かつ、素直な反応
をいただくことが出来ました。

●この話、当たり前のようでいて実行されている方は意外と少なく、その意味でひょっとす
ると、A社長以外にも参考にしていただける方がいらっしゃるかもしれないな、という想い
のもと、今日は、その時にお伝えさせていただいた内容を是非、皆様にも共有させていただ
きたく思います。“不安を見える化する”という話についてです。

●益々厳しさが増す可能性が高く、多くの介護経営者が不安を抱えているであろう次期報
酬改定。しかし前述の通り、その“不安”を予め数値に置き変えて“見える化”し、それに
対する対応を早め早めに考える、という考動を起こしている経営者は意外に少ないように
思います。

●例えば“報酬減”や“経費増”等を勘案し、今年度に比べて自社の売上が3%、もしくは
5%程度下がるかもしれない(予測数値はサービスによって異なるかもしれませんが)、とい
う予測・仮説を立てたとしましょう。その場合、具体的に幾らの落ち込みが予測されるの
か?

●そして、その落ち込み分をリカバリーするために、どのような打ち手が考えられるのか?
釈迦に説法で恐縮ですが、売上を上げようと考えれば、“客数×客単価”の方程式の中の“客
数”或いは“客単価”を改善させていくしか手がない訳ですので、各々の要素(客数・客単
価)の改善案を洗い出し、その施策を積み上げていくしかありません。

●具体的な報酬改定のスタートまでにまだ約半年もある中、今の内から思考を動かしてお
く事で一定程度の準備を行い、少しばかりの心の余裕を持って次年度を迎えることが出来
る、という状況をつくっておくことこそが、組織を預かる経営者の役割なのではないでしょ
うか?

●「頭の中だけで考えている時は不安が際限なく拡がり、頭の片隅がいつも重いような感覚
を覚えていましたが、いざ数値に落とし込み、具体的なリカバリーアイデアを考えてみると、
“意外に大したことないかもしれない”という気持も芽生えてきました。頭の中の不安を数
字で“見える化“することって、とても大事なことなんですね。あらためて実感しました」
実際にシミュレーションを行ってみられた、前述のA社長からいただいた感想です。

●さて、この話、皆様はどのようにお感じになりましたでしょうか?もし、「自分も同じか
も、、、」とお感じになられたならば一度、A社長同様に不安を“見える化”し、幹部や外部
ブレインと共に“プレ・シンキング(事前思考)”を初めてみてもいいかもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は東京都心でデスクワーク&打合せが続きます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。