[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1058]

「求人コストが6分の1以下に下がりました」~A社長の取り組みより~。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

“見守りサービスを自動付帯した高齢者向け賃貸
保証サービスを2017年8月より開始”

総合保証サービスを手掛ける株式会社イントラストが、

新たなサービスを開発されたようですね。

興味をお持ちになられた方は是非、下記記事内容を
ご確認下さいませ。

※詳細内容の記事はこちら

http://www.excite.co.jp/News/market/20170802/Fisco_00093500_20170802_016.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■「求人コストが6分の1以下に下がりました」~A社長の取り組みより~。
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●先日開催された、某地区のケアビジネス研究会での出来事。いつもお世話になっている会
員様(A社長)より、昨日のメルマガでもご紹介させていただいた“企業文化”に絡む話と
して、大変興味深い事例と数字をうかがいました。この話、私と同様“気付き”を感じてい
ただける方もいらっしゃるかもしれないな、との想いのもと、今日は、その際にうかがった
話の触り部分について、皆様にも共有させていただきます。表題の通り、「求人コストが6
分の1以下に下がった」という話についてです。

●「もっと人財が定着する組織をつくるにはどうすればいいだろうか、、、」一昨年度(平成
27年度)にかかった年間採用コスト“求人費300万円”の数値を見ながら、A社長はそん
な課題を抱えておられました。給与を上げる?人員を増やす?様々な施策が思いつく中で、
A社長はとある施策の実行を決断。それは、日々、職員に“感謝の気持ち”や“職員を大事
に思っている気持ち”を伝える、ということでした。

●A社長の全ての取り組みをこの場でご紹介する事は難しいのですが、例えばクリスマスの
日には全職員にケーキをプレゼントしたり等、実は、一つ一つの施策はそれほど目新しいも
のではないかもしれません。しかし、その想いを地道に、そして一過性ではなく継続的に実
践されていかれた結果、一昨年度(平成27年度)にかかった300万の求人コストは、何と、
昨年度(平成28年度)は50万以下に。昨年度(平成28年度)は、有料老人ホームの新規開設
、という、大きなイベントがあったにも関わらず、です(ちなみに一昨年度(平成27年度)は
新規開設はなかったとのこと)。

●この事例、因果関係についてどこまで掘り下げているの?と聞かれれば、正直、そこまで
科学的に追求している訳ではありません。しかしながら日々、職員から上がってくる声等
含め、A社長の中で“手応え”として確信を感じられている。それだけでも十分ではないか、
と個人的には思う次第です。

●「“感謝の気持ち”や“働く仲間を大事に思う気持ち”を醸成する」-これも昨日のメル
マガでお伝えさせていただいた“組織カルチャー”を形成する上での一つの重要な切り口で
す。A社長の取り組みを参考にした場合、皆様は自社の組織カルチャーに“何が足りない”
と感じ、それを埋めるために経営者・幹部として“何を実行すべき”と思われますでしょう
か?とても重要なこのテーマ、是非、もう少し掘り下げて考えてみる時間をとってみても悪
くないかもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日も朝から東京都心で打合せが続きます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。