[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1045]

“経験”を“学び”に昇華させるプロセス。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

暑かったり大雨だったり、

全国的に不安定な天候が続きますね。

ご利用者はもちろんの事、

このタイミングで体調を崩されるスタッフの方々も
数多く出てきているようです。
(某介護経営者様からうかがいました)

天候が乱高下する中、様々業務に支障をきたす事も
発生し、大変なことも色々あろうかと思いますが、

皆様、くれぐれも体調管理にはお気を付け下さい
ませ(私も気を付けます)。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■“経験”を“学び”に昇華させるプロセス。
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●先日、首都圏地区の介護経営者(A社長)と人材育成に対する意見交換をさせていただい
た折、議論の流れからふと思い出した言葉があり、その事をお伝えさせていただいたところ、
「なるほど。うちの人財育成システムの穴が良く分かるような気がします」と、とても謙虚
な反応をいただきました。ひょっとするとメルマガ読者の皆様の中にもA社長同様、何等
かの気付きを感じていただける方がいらっしゃるかも?との想いのもと、今日は、その時に
お伝えさせていただいた内容をご紹介させていただきます。“経験学習”についてです。

●“経験学習”とは文字通り、経験を通じて学びを得る事。しかし、ただ単に経験を積んだ
からと言って、それが即、学びにつながる訳ではありません。組織行動学者であるデービ
ッド・コルブ氏は、経験を学びに昇華させるためには次の4つのプロセスが重要である、
と提唱されています→「経験→省察→概念化→実践」。

●「何らかの経験を得た後に(経験),自らの考動やその時の環境などを深く省みて(省察),
成功もしくは失敗した要因を抽出し(概念化),その要因を次に活かして再度、考動する(実
践)」・・・・至極当たり前の事であるように聞こえるものの、自社の日々の業務の中に上記プ
ロセスがしっかりとインストールされているか?と自民自答すると、意外にドキッとされ
る方もいらっしゃるのではないでしょうか?

●申し上げるまでもなく、“経験”は何物にも代えがたい“資産”です。皆様の組織に置い
ては、その“資産”をキチンと活用→昇華させ、“財産”に昇華させるプロセスが構築され
ているでしょうか?一度、そんな視点で自社を振り返ってみても悪くないかも知れませ
んね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は福島県郡山市にて、

セミナー&ショートコンサルティングを実施。
(参加社数を絞り込み、私からのセミナーの後、
個社毎の悩みについて議論やヒントをご提供する形式)

その後、参加社の皆様との懇親会です。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。