[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1284]

興味深い本に出会いました^^

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

九州地区等、

台風の被害・影響が大きいところも少なくない
ようですね。

本メルマガの読者様の中にも、

九州を始めとする西日本地区にお住まいの方が
大勢いらっしゃっています。

皆様、くれぐれも、

本当に、

くれぐれも!お気を付けくださいませ。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■興味深い本に出会いました^^
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●「介護業界の経営に携わる我々としても、本当に勉強になる情報・視点が詰まっているな」
最近、特にそう強く感じた、ある一冊の本。この本、皆様にも是非、共有させていただかな
きゃな、と感じていたそんな矢先、偶然にも同本を紹介するネット記事に出会う機会があり
ました。

●と、いうことで^^、本日は皆様にこのネット記事の文章を抜粋(一部変更)しつつ、同本
をご紹介させていただきたく思います。「破壊―新旧激突時代を生き抜く生存戦略(葉村真
樹著)」という本についてです(記事については文末にURLを記載しておりますので、是
非、全文をお読み下さいませ。ちなみに下記の抜粋は以前のメルマガでも触れさせていただ
いた“マツダ自動車”に関する内容です(絶好調みたいですね、マツダ^^))。

●「マツダは、トヨタ、デンソーとともにEVの基幹技術の開発を行う新会社を設立したも
のの、世のEVシフトの大合唱の中、「スカイアクティブテクノロジー」と彼らが呼ぶ、デ
ィーゼルを含む高効率な内燃機関に大きな投資を行い、開発と生産を進めている」

●「そもそも、大規模な投資が必要なEVなどのゼロエミッション機関を開発するだけの体
力がない、ということもあるが、マツダが内燃機関にこだわる理由は、実はマツダ自らが定
めた自動車メーカーとしての「存在価値」にある」

●「フォード傘下で経営再建に取り組んでいた2002年、マツダはクルマの走る様子を表す
「ブー・ブー」という子ども言葉を英語で表現した“Zoom-Zoom”をブランドメッセージ
と定め、「子どものときに感じた動くことへの感動を愛し続ける人々のために、心ときめく
ドライビング体験を提供する」ことを、ミッション・ステートメント=存在価値とした」

●「「クルマはただの移動手段ではない」とマツダは明言し、「走る歓び」をブランドエッセ
ンスと定めたのである。(中略)経営再建に向けてブランドエッセンスを定めた際、マツダ
は自社が獲得すべき市場規模を自動車市場の4%と定めた。世界最大の自動車メーカーを目
指すトヨタと異なり、マツダはわずか4%の市場シェアを取ることさえできれば、大成功な
のである」

●「マツダはこの4%を導き出すために、全世界における消費者の自動車に求める価値意識
について調査を行っている。既に20年近く昔の2000年前後のことだ。単にクルマと言っ
てもいろいろな価値ニーズがあるので、どのような価値観が世の中には存在し、それがどの
ように分布し、どのような価値観を持つ人がどの自動車メーカーを支持しているのか、を調
べたのである」

●「そして、マツダを支持する層に共通する自動車に対する価値意識は、以下のようなもの
だった

“決してクルマはステータスではないが、単なる移動手段でもない。と言ってもレースなど
で大パワーで競い合うというよりは、むしろ街中を日常的に運転すること自体が楽しく、自
分自身が思うままに操れることが何よりの歓び”」

●「クルマで走った後も、駐車場に駐めたクルマを何度も振り返っては見惚れ、運転の余韻
に浸るといった経験が少なくない。このような価値意識を持つ人たちが世の中の自動車購
買層に10%前後存在していたのである」

●「もし、その層で相対的安定シェア(約40%)を取れたとするならば、市場シェア4%。
これがマツダが取るべき市場シェア4%の根拠である。そしてマツダ自身、同じような志向
を持つ者たちが集まった集団だった」

●「もちろん、マツダが今後、自動運転車時代に独自の光を輝かせる勝者となるかどうかは
わからない。しかし重要なのは、マツダが独自の「存在価値」を見定め、その「存在価値」
を全社一丸となって創り上げていったことが、現在の好調へとつながり、来るべきディスラ
プション(=変革のための破壊)に備えているという事実である」

●「運転することが当たり前の時代には重視されない価値が、自動運転の時代にはそれを愛
する人たちから大きな支持を得られる可能性を秘めている。そして、こうした人々に対して、
その想いを共有するマツダだからこそ、日常の生活で「心がときめくドライビング体験を」
提供していく。それはもしかしたらマーケットとしては小さいかもしれないが、自動車メー
カーとしては大きくないマツダだからこその「存在価値」と言える」

●・・・・ここまででも“学び”“気付き”につながるキーワードが十二分に含まれているかと
は思いますが、最後に、同本の中でも私自身、“キラーフレーズだな”と感じた言葉を皆様
にご紹介させていただき、本日のメルマガを締めさせていただきたいと思います。少しでも
興味を覚えていただけた方は、是非、同本を読んでみていただいても面白いかもしれま
せんね^^

●「「自らの存在価値を見定める」こととは、「自分が生き残るためには何をすべきか」で
はなく、「自分は世界に何をもたらすべきなのか」と意識を変えることに過ぎない。言い換
えると、利己から利他的な考えに自らを変えることである」

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※参照元記事はこちら

https://diamond.jp/articles/-/172536?page=4

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、朝一番は札幌市内で打合せ。

その後、旭川へ移動し、同市内での打合せ終了後、

最終便で大阪(関空)へトンボ返りの予定です。
(台風に影響を考えると、果たして無事に到着出来るか
どうか、、、、^^)

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。