[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1209]

幹部育成に関する興味深い取り組みをうかがいました。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。

本年度から開始される、

“生活援助従事者研修”。

先日の介護保険最新情報にて、詳細が明らかに
なったようですね。

「受講者の負担を軽減する観点から、全59時間のうち
29時間を上限に通信学習による実施を認める」

「旧3級ヘルパー研修の修了者は47時間、新たな“入門的研修”
の修了者は43時間への短縮を認める」

「特別養護老人ホームなどで介護職員として一定期間にわたり
働いた経験のある人も、一部の受講を免除する」

等々・・・・

より詳細を確認したい方は下記をご確認下さいませ。

http://www.care-mane.com/pdf/feature/q&a/vol636_1.pdf

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■幹部育成に関する興味深い取り組みをうかがいました。
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●先日、近畿地区の介護経営者(A社長)と久々にお会いし、意見交換させていただいた時
の事。“ファミリーファースト”というユニークなコピーを掲げたり、(まだ若い会社ではあ
りつつも)「「介護の未来は自分の未来!」というキーワードのもとで新卒採用に果敢に取り
組んだり、

●様々先鋭的な取り組みを推進されているA社長ですが、今回も「さすが、A社長らしい
な」と思える人財育成の取り組みについてお話をうかがわせていただくことができました。
今日は是非、そのうかがった内容を皆様にもご紹介させていただきたく思います。“マネジ
メントコース&社長塾”という取り組みについてです(以前のメルマガでも少々触れさせて
いただいたことがありますが、今日はもう少しだけ具体的な内容をご紹介させていただきた
く思います^^)

●「将来は“施設の幹部”、或いは“グループ会社の社長”“独立”というキャリアに興味がある
人は是非、手を挙げて下さい」そんなメッセージで始まった、“マネジメントコース”という
新たなキャリアパス(介護職向け)。「介護職員でそんなキャリアを考えている人なんていな
いんじゃない?」とお感じになる方も中にはいらっしゃるかも知れませんが、

●現在の介護業界の実情を踏まえつつこれからの介護業界の“可能性”や“魅力”を語り、「今の
現場の経験を大事にしつつ、未来を共に考え、創っていこう!」と訴えていく中で(正に“介
護の未来は自分の未来!”ですね^^)、既存の介護職員の方から数名立候補者が出てきたとの
ことで、今年の初め(確か2月から、とおっしゃっていたかたと思います)から実際に“マネジ
メントコース”が始動し始めたそうです。

●そんな中、現在、マネジメントコースの選択者向けに提供しているプログラムと言うのが
“社長塾”というもの。これは月に1回、現場を離れてA社長と一緒に1日中時間を過ご
し(鞄持ち的な感じでしょうか^^)、A社長の行動や言動、また、その意味等を考えてもら
うと同時に“次回までの課題”が示され、その課題への取り組みを通じて育成を図っている、
とのことでした(ちなみに次回までの課題は「どんな内容でも構わないので、“介護”や“高
齢社会”に関するデータを自力で集め、そのデータに基づいた考察(課題やチャンスetc)
を行い、発表する」というものだそうです)。。。。

●さて、上記A社長の事例、皆様はどのようにお感じになりましたでしょうか?「介護職
の育成も勿論大事だが、実は“リーダー”“経営幹部”の育成の方がもっと問題が大きいか
も知れない」とお考えになられている経営者の方も中にはいらっしゃるかもしれません(事
実、そのような相談を最近特に頻繁に受けています^^)。そのような方には是非、A社長の
取り組みを一つの刺激剤として、自社における“リーダー”“幹部”育成施策について振り
返ってみていただければと思います。ひょっとするとそこから、何らか未来に向けた重要な
“気付き”が生まれてくるかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、札幌市内及び札幌近郊の町で打合せ。

終了後、夜の便で東京へ戻ります。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。