[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1189]

とあるポータルサイトを見ながら感じた“気付き”。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。

先週は気温が上がった地域も多かったようですが、
(私も20度超えを体験しました^^)

今朝の東京は再び”冬”を感じさせる寒さです。

寒暖差は体調管理の大敵、

年度末が近づき、ご多忙の方も多いかと思いますが、

あらためまして皆様、くれぐれも体調にはお気を付け下さいませ。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■とあるポータルサイトを見ながら感じた“気付き”。
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●先日、出張の移動途中、情報収集の為に業界を問わず様々なネット記事に目を通していた
時の事。偶然とある不動産関係のサイトに出会い、その斬新(少なくとも私にはそう感じま
した^^)な切り口に興味を覚えると共に、「我々介護経営に関わる人間にとっても“気付き”
溢れる視点が含まれているな」と感じた出来事がありました。

●今日は是非、私が上記のように感じた内容を皆様にも共有させていただきたく思います。
不動産ビッグデータを活用しコンサルティングを行っているスタイルアクト社が独自調査
に基づいて提示している「首都圏 “高学歴な親が選ぶ”小学校区ランキング」という切り
口についてです。ちなみに本サイトには、次のような解説が付記されていました。

●「小学校区の選択は、子供のいる家庭では関心が非常に高いものです。 地域によっては
学校選択制が取られるようになっているので、学校区別の大卒人口割合や平均年収はひと
つの目安に過ぎませんが、お子様の通学利便性や、住宅価格と居住環境という入居後の生活
において重要な要素をマンション選びの選択肢として活用していただけるよう、首都圏の
高学歴な親が選ぶ小学校区ランキング2017版を公表します」(具体的なサイトはこちら↓)。
https://www.sumai-surfin.com/k/static/gakureki/

●勘の鋭い皆様ですので既にお分かりの方も多いかと存じますが、私がどの部分に“気付き”
を感じたのか?と言えば、それは、「一定の顧客セグメント(今回で言えば“高学歴な親が
選ぶ”と表現されていますが、換言すると“住宅の購入検討にあたり、子供の教育環境を重視
するファミリー層”というセグメントでしょうか)に対し、彼らが求める独自の選択基準を分
かりやすく提示している」という点。今後、私たち介護経営者にも必要なエッセンスが含ま
れているのではないかな、と感じた次第です。

●勿論、本サイトのビジネスモデルはあくまで“ポータル型(≒豊富かつ様々な物件情報を収集
・集約し、住宅購入に関心が高い方を集め、広告フィーや顧客マッチングフィーで収益を上げ
るビジネスモデル)”であり、「自前でサービス提供を行っている我々とは異なるビジネスモデ
ルであるため、我々の事業には応用しにくいのでは?」と感じられる方も中にはいらっしゃる
かもしれません。しかし、

●「介護の専門家として客観的&明解な(事業所やサービスを選択する上での)“判断基準”を
示しながら顧客を導き」、「その基準と照らし合わせながら、自社のサービス品質を提示する」
という考え方は今後、今以上に我々の提供するサービスを求める方が増え、かつ、顧客と我々
サービス提供側の持つ情報ギャップが著しく大きい(=顧客は介護業界・介護事業のことについ
ての理解が極めて薄い」、という環境特性からもますます重要になるのではないかな、と感じた
次第です。。。。

●さて、翻って、皆様に質問です。皆様は自社の顧客候補や地域の方々に対し、どれだけ専門的
&客観的&明解な“サービスの選択基準”、そしてそれらに基づいた“自社のサービス品質”を提示す
る事が出来るでしょうか?ひょっとすると、そこをしっかりと掘り下げていくプロセスそのものが
自社の“サービス力強化”につながり、ひいては他社にはない“差別化”につながるのかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日も東京都心でデスクワーク&打合せが続きます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。