[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1081]

是非、考えてみて下さいませ^^

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

“人生100年時代に適した社会・経済システムを
どう作っていくべきなのか?”

というテーマについて議論・提言を行う

“人生100年時代構想会議”

が11日(月)に開始されましたね。

様々な会議が企画・開催される中、

“介護”

の問題は、横串的に議論が為されています。

こちらの会議の動きも今後、

しっかりと追いかけていく必要がありそうですね。
(もっと整理・体系化して一まとめにして欲しい
なぁ、なんて想いも過りつつ^^)

※第1回人生100年時代構想会議の資料はこちら

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/jinsei100nen/dai1/siryou.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■是非、考えてみて下さいませ^^
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●先日、北日本地区のクライアント様とのミーティングを行う中、管理者・主任クラスの方
に、とある宿題を出させていただきました。今日は是非、皆様の社内でも同様の事を自問自
答していただきたく、この時に出させていただいた宿題のテーマを共有させていただきた
く思います。「自事業所の使命は何か?」という問いについてです。

●「使命」というのは本来法人として一つであり、通常、それらは経営陣が定めるもの、と
いう認識が一般的かもしれません。しかし、提供サービスがただ一つであるならまだしも多
岐に亘る場合も多い介護事業者においては、法人の使命を礎に、各サービス・機能毎に求め
られる使命や役割が若干異なってくる、という考え方も当然成立する訳で、では、各サービ
ス・機能毎の使命とは一体何か?について、経営層ではなく“敢えて”現場を担当する幹部
の皆様に考えていただき、視座を高めていこう、というのが今回の取り組みの背景となって
います(他にも様々思惑・期待効果はあるのですが、ここでは割愛します)。

●ここで、「使命」を考えるにあたり、是非、その意義を更に深くご理解いただきたく、有
名な学者P.F.ドラッカー氏の著書の一つである「非営利組織の成果重視マネジメント」より、
とあるくだりをご紹介させていただきます。この内容を頭の中で反芻させながら、各社にて
“使命”について考えてみるのも有意義かもしれませんね(行きついた答が見えたら是非、
私にも共有下さいませ^^)※以下、上記本よりの抜粋

●「何年も前、私はある大きな病院の管理者達と、救急室の使命について考えたことがある。
たいていの病院の管理者と同じように、彼らは最初“われわれの使命はヘルスケア(健康管理)
である”と言っていた。しかしこれは間違った定義である。病院は健康を管理するところでは
ない。病気を管理するところである。」(以降、抜粋続く)

●「とても簡単で、そしてあまりにも当たり前だと思うような使命に考えつくまでに、たいへ
ん時間がかかった。それは、救急室の使命は、“救急患者に安心感を与えることである”という
ものだった。その使命を遂行するためには、現場で何が起こっているかを把握しなければなら
ない。」(以降、抜粋続く)

●「そして、驚いたことに、コミュニティが求めている救急室の機能とは、患者やその家族
を安心させ、ぐっすり眠れるようにしてやることであった。“あなたはショックを受けてい
ます。あるいは、あなたの赤ちゃんはインフルエンザにかかっています。たしかにひきつけ
を起こしていますが、心配なさるほど深刻な状態ではありません”というように、医師と看
護婦が患者の家族に安心感を与えることなのだ。」(以降、抜粋続く)

●「この結論に達した時、それはひどく当たり前のことのように思われた。しかし、この使
命を行動に移すと、“救急室にきたすべての患者は、1分以内に医師や看護婦に診てもらえ
る”ということになる。つまり第一の目標は患者を即座に診ることである。なぜなら、それ
が安心感を与える唯一の方法だからだ。」(以上、抜粋終了)

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、東京都心にてデスクワーク&打合せが
続きます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。