[ケアビジネスSHINKA論 Vol.966]

ある介護経営者からうかがった、ちょっとした、でも、とてもパワフルな取り組み。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

「車いすの足を乗せるフットプレートで利用者が
けがをする恐れがある」

3月14日、消費者安全調査委員会(消費者事故調)が
国やメーカー、現場の関係者などに対策を講じるよう
呼びかける資料を発信したようですね。

曰く、手動車いすの移乗時に、被介助者の足が手動車いすの
フットサポートのプレート(足を乗せる板)の裏側に接触する
事象が1か月間で 24 件発生し、

そのうち2件では皮膚損傷が発生したとのこと。

是非、現場の皆様に周知されることをおススメします。

※詳細情報「事故に関する情報提供(手動車いすのフット
サポート)はこちら

http://www.caa.go.jp/policies/council/csic/information/pdf/information_170314_0001.pdf

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■ある介護経営者からうかがった、ちょっとした、でも、とてもパワフルな取り組み。
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●先日、北日本地区の介護経営者(A社長)と意見交換を行った折、現場のマネジメントの中で、「ちょっとした工夫だけど、効果を実感しています」と、とある取り組みについて共有をいただきました。今日は、その方からうかがった、滋味溢れる(?)話を皆様にもご紹介させていただきます。日々の報告書の中に盛り込んだ、ちょっとした工夫についてです。

●この会社には、「関わる人々の幸せに貢献する」という経営理念があるのですが、この理念の浸透を図るため、毎日の業務日誌の一番上の欄に「振り返り:今日一日の中で、「関わる人々の幸せに貢献」出来た、と感じられた具体的な考動を挙げて下さい」という項目を設けたそうです。その上で、ここで書かれた内容に対し、一言でもいいので毎日、管理者から何らかのコメントを返す事を徹底しているとのこと。加えて、「社長も見ている」ということを職員に示す為、ここで書かれた内容について拾い上げ、朝礼で共有したり、この「振り返り」の話題をネタに職員とコミュニケーションを取ることを意識しているそうです。

●「まだ初めてようやく4か月目に入るところなのですが、明らかに現場の空気が変わりつつあることを感じます。先日、とある職員から、「社長、うちの経営理念って、シンプルだけどとても奥が深いですね。」と言われたことがありました。彼女曰く、「関わる人々の幸せに貢献する」事を今まで以上に意識する中、自分自身の仕事に対する充実感やプライド、そして、それこそ“幸せ”を感じることが増えたそうです。この言葉、正に“我が意を得たり”で、とても嬉しかったですよ」笑顔で話すA社長のお顔がとても印象に残っています。

●さて、皆様はこのお話をお聞きいただいて、どのように感じられたでしょうか?少しでも“気付き”を感じられた方は、是非、その“気付き”を“具体的な考動”に変換されることをおススメします。そこから新たな“成果”や“効果”、そして、そこから、更なる成長へとつながる“気付き”が生まれるかもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、朝から東京都心にて打合せ。

午後は浜松町へ移動し、

“関東ケアビジネス研究会”

を開催。

終了後、打合せを経て名古屋へ入ります。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。