[ケアビジネスSHINKA論 Vol.933]

A型サービスを行う4つの理由~ある経営者との意見交換から~。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

今日は2月3日(金)の節分、いわゆる

“立春”

の前日ですね。

春が始まる、という意味では、或る意味、

明日以降が今年のスタートだと考える事も
可能かと思います。

1月1日から一ヶ月経った今、

アイドリング期間が終了した、という意味で、

ここからどんどん動きを加速させて行こう、

と私自身、あらためて気合を入れ直した次第です。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■A型サービスを行う4つの理由~ある経営者との意見交換から~。
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●先日、九州地区の経営者(B社長)と通所・訪問サービスA型の考え方・位置づけについて意見交換を行う機会がありました。報酬単価の下落により、「A型はやらない」という経営判断をされる方も多くいらっしゃる中、B社長は「私は全く真逆です」とおっしゃいます。どちらが正しく、どちらが間違い、という訳では決してありませんが、もし今、迷われている方がいらしゃれば何かの参考になるかも、という想いのもと、本日はB社長と意見交換させていただいた内容を皆様にも共有させていただきたいと思います。通所・訪問A型を行う4つの理由についてです。

●冷静に経営リスクを計りながらも、基本、アグレッシブかつ“攻め”のスタンスで経営を考えるB社長。今回の変更については以下4つの理由から大変ポジティブにとらえており、その視点含め、今後、積極的に取り組んでいく、との経営判断をされていました。
【その1】
既存のご利用者が改善し、要支援になったり支援から外れたり(=卒業)した場合の受け皿・関係継続の場として。
【その2】
未来の顧客と早期に出会え、早期に信頼形成が出来る場として。
【その3】
比較的若めの高齢者(=前期が多い?)が増える可能性も含め、未来の商品開発・サービス開発(保険外)を見越した高齢者ニーズ把握の場として。
【その4】
地域貢献、及び自社の志として(=単価が下がったからと言って事業から直ぐに撤退する(=ご利用者の継続利用を断る)、という考え方は、自社の理念には合わない、という意味での“志”だそうです。「それをすると、いつも職員に話している事との整合性もつかなくなり、会社としての士気も落ちる」ともおっしゃっていました)。

●繰り返しになりますが、“継続が正”“撤退が誤”という安易な事を申し上げるつもりは毛頭ありませんし、経営者としては自社の経営状況を勘案し、“断腸の想い”のもと、“勇気ある撤退”を選択しなければならない局面だって、ままあることだと思います(今回に限った話ではありませんが)。ただ、現状、もし悩まれている方がいらっしゃるとするならば、どう考えるべきなのか?一つの参考意見として、頭の中で採り入れてみても悪くないかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、朝8時30分から多摩地区で調剤薬局の
経営者様と打合せ。

その後、都心・池袋へ移動し、

“介護に強い” 税理士を目指されている方々との
勉強会です。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。