おはようございます、
（株）ケアビジネスパートナーズ の
原田です。
次期法改正の前哨戦とも言える議論を
行ってきた
“介護保険部会”
において、
最終とりまとめの素案が発表されましたね。
まだ“素案”という言葉付の段階ですが、
関心をお持ちの皆様は是非、早めに目を通して
おかれることをおススメします。
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では、本日のメルマガに入らせていただきます。
今日の視点──────────────────────────────
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■■「利益を上げる意味」明確になっていますか？
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●先日、九州地区の介護経営者（A社長）と業績について意見交換を行っていた際、ふと感じるところがあり、とあるご質問を投げかけ、その上で私の考えをお伝えさせていただいたところ、「自分としては当然のように思っていましたが、いざ、言葉にしようとすると語れない自分がいることに気が付きました。これから職員に話をしていく時のことを考え、あらためて自分なりに考えてみたいと思います。大変参考になりました」と、とても嬉しい反応をいただくことが出来ました。ひょっとすると、同じように感じていただける方もいらっしゃるのでは？との想いから、今日は、その時の内容を皆様にも共有させていただきます。「利益は何故必要か？」という話です（釈迦に説法なお話であれば恐縮です。その場合は是非、“再確認”という感覚でお付き合い下さいませ）。
●A社長は介護現場出身の30代後半。とても真面目な性格でかつ、優しく、志も高く、それ故、非常に魅力的で、私自身、とても大好きな方なのですが、一方、“経営”という点においては、（ご自身曰く）ちょっとした苦手意識をお持ちになられていました。そんな中、「利益をもっと上げるために、職員に今以上に協力してもらいたいのだが、、、」というテーマのご相談をいただいた訳ですが、会話を進める中で妙な引っ掛かりを感じた私は、A社長に次のようにご質問をさせていただいた次第です。
●「社長、大変失礼な質問で恐縮ですが、「どうして社長はそんなに利益、利益って言うんですか？」「利益ってそんなに大事なものなのですか？」ともし職員から聞かれたら、何とお答えになりますか？」「・・・・・」口ごもりながら幾つか説明をして下さいましたが、その様子から察するに、「明快な、確固たる答えを持っておられる訳ではない」「正直なところ、今まで突っ込んで考えた事はない」という状況に在る事は明らかでした。この質問、皆様ならどのようにお答えになりますでしょうか？
●「何故、何のために利益を出さなければならないか？」経営者であれば、この問いに対する自分なりの答を確立しておくことは、絶対条件の一つであるように思います（特に、“利益”と言う言葉に抵抗を感じる人が少なくない介護業界においては）。様々な意見、考え方があろうかと思いますし、あっていいと思うのですが、例えば次のような視点が挙げられるのではないか、と思う次第です。
- もっと沢山の方に喜びや安心を提供するために、今以上に事業を拡大したい（→その為には利益が必要）。
- 日々、頑張ってくれている職員に対し、今以上の処遇・待遇を提供したい（→その為には利益が必要）。
- 天変地異や不測のアクシデント等、万一の事態に直面した時にも企業として持ちこたえる事ができるよう、経営体力を保持しておきたい（→その為には利益が必要）。
- 地域に愛され、求められる法人であるためにも、積極的に地域貢献活動を行いたい（→その為には利益が必要）。
- 重責を担って頑張っている自分自身（経営者）としても、頑張った結果に対する一定の“ご褒美”を得たい（→その為には利益が必要）。
- 最後に、法人としての使命として、ルールに則った形で“納税”を行う事も大事（→その為には利益が必要）。
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●皆様は何故、どのような理由で、どれぐらいの利益を出したいと考えていらっしゃるのでしょうか？明快に答えを出せる方は是非、そのままどんどん突き進んでいただきたいと思いますが、もし、少しでも頭や心の中で躓きを感じる場合には、あらためて頭の中を整理してみる必要があるのかもしれません。ひょっとするとその先には、今までにはなかったような、“迫力を持った組織”が誕生しているかもしれませんね。
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、午前中は東京新宿で打合せ。
その後、目黒へ移動し、セミナー講師を務めます。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか？
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう！
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。
