[ケアビジネスSHINKA論 Vol.824]

「計画」と「予定」の違い~先人の言葉より~

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

今月2日に閣議決定した28.1兆円の経済対策を実行
するため、

一般会計で約4.1兆円となる補正予算案が昨日、

閣議決定されましたね。

我々の分野の代表的なトピックスで言うと、

“再就職準備金の原資積み増し(10億円)”

“介護ロボットの普及やICTの有効活用につなげる
ためのモデル事業の充実(6.6億円)”

“介護職員の賃上げ(月1万円程度)に備え、給付費
増加を補う基金(財政安定化基金)の注入(20億円)”

加えて、神奈川県相模原市で起きた事件を受け、

障害者施設向けと高齢者施設向けを対象に、

“非常用の通報装置や防犯カメラの設置、外構の整備・
修繕等の活用を想定した予算積み増し(162億円)”

等も計上されています。

特に、人材の確保が特に困難な地域においては、

“準備金倍増(=40万円)”

等の拡充も視野に入れているそうです。

具体的な推進は秋の臨時国会での成立後となります
ので、

今後の情報にも敏感になっておきましょう。
(このメルマガでも取り扱いますが)

では、本日のメルマガの中身に入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■「計画」と「予定」の違い~先人の言葉より~
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●「SHINKA論」というコンセプトからすると、近からず、でも、遠からず、という話かもしれませんが、先日、とある本を読み返していて思わず目に留まり、私の心の中に沁み込んできた言葉がありました。少しいつもと趣向は違いますが、経営者、幹部、リーダーの方々が圧倒的大多数であるこのメルマガ読者の皆様にも是非、共有したく、本日のメルマガでご紹介させていただきます。石川島播磨、そして東芝の社長を歴任した戦後復興の立役者の一人、土光敏夫氏の言葉「計画とは」についてです。

『計画とは将来への意思である。将来への意思は、現在から飛躍し、無理があり、現実不可能に見えるものでなくてはならない。現在の延長線上にあり、合理的であり、現実可能な計画はむしろ「予定」と呼ぶべきであろう』

●・・・・・如何でしたでしょうか?私はこの言葉に触れた後、時代を文字通り「創って」きた方の言葉にはやはり、凄み・意志が宿っているものだなぁ、と、思わず、しばらく考え込んでしまいました。ずいぶん前のメルマガで触れさせていただいた「“大企業”と“中小企業”の違い(=会社規模の大きさではなく、企て(叶えたい夢)が大きい会社を“大企業”と言う)」という内容にも通じる話なのかもしれません。

●今、多くの企業が社内で“計画”という言葉を多用しているかと思いますが、皆さんの“計画”は、果たして土光氏が言うところの“計画”なのでしょうか?或いは、“予定”なのでしょうか?勿論、これが正解、というものがあるような類の話ではないかもしれませんが、職員の生活を守っている組織の経営者・幹部として、あらためて土光氏の言葉を胸に、自社の“計画”のあり方についてじっくり考えてみても悪くないかもしれませんね(私もそうします^^)

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、久しぶりに名古屋でセミナー。

その後、介護の仕事に就こうと頑張っている
高校生や学校の先生の皆様の話をうかがうために、

夜のフライトで再び北海道へ向かいます。
(札幌ではなく、留寿都(ルスツ)という街です。
始めて訪れるので楽しみです^^)

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。