[ケアビジネスSHINKA論 Vol.822]

“2種類の価値”についてあらためて考える(その1)

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

厚生労働省は21日、

家族の介護を理由とする離職を防ぐため、

介護休業や(始業時間を選べる)時差出勤
などを運用した企業への助成金を創設する
方針を決定したようですね。

助成額は1人当たり最高60万円を想定。

2016年度第2次補正予算案に盛り込み、

来年3月までの実施を目指すそうです。

“介護離職ゼロ”

いよいよ拍車がかかってきたのかもしれません。

是非、経営者の皆様は、今後の動きにご注目
下さいませ。

では、本日のメルマガの中身に入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■“2種類の価値”についてあらためて考える(その1)
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●先日、久しぶりに異業種の経営者と会食する機会があり、そこで出た議論で、我々介護業界にもあてはまり、とても重要な視点だな、と思えることがありました。是非、皆様にも一緒に考えていただきたく、今日・明日と2回に分けてこのテーマについて触れさせていただきます。ご利用者確保の営業であれ、人財採用であれ、対象者(顧客)が感じる“2種類の価値”についてです。

●ずいぶん前のメルマガでも一度、このテーマについて書かせていただいたことがありますが、今回は、前回とは異なる表現「機能的価値」と「意味的価値」で議論を行いました。「機能的価値」とは、正に機能面から価値・差別化を訴求していくアプローチ。「その商品・サービスが出来る事」という切り口から優位性・満足感を生み出していくアプローチ、と言い換えた方が分かりやすいかも知れません。一方、「意味的価値」とは、理屈・論理性ではなく、顧客の心理・主観(≒その商品・サービスを選択する事により得られる心理的・感情的な感覚・満足感)から価値・差別化を訴求していくアプローチ、と言い換えることが出来るでしょうか。厳密には異なりますが、今回は分かりやすくするために、便宜上、「安心感・信頼感が高い」とご理解いただければと思います。

●ここで皆様に是非、やってみていただきたいことがあります。例えば、横軸に「機能的価値」を採り、右へ行けば行くほど「機能的価値が高い」、縦軸に「意味的価値」を採り、上に行けば行くほど「意味的価値が高い(=今回で言うと、「安心感・信頼感が高い」)」、という座標軸(マトリックス)をつくった場合、自社・他社はどこに位置づけられるでしょうか?また、その位置に置かれる理由は一体何でしょうか?感覚知&それほど時間をかけなくても結構ですので、是非、一度、トライしてみていただきたいと思います。この整理だけでも、新たな気付きを得る事が出来るかもしれませんね^^明日は、この整理を前提に、話をもう少しだけ進めたいと思います。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、北海道・帯広市でセミナーです。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。