[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1407]

失礼な物言いに聞こえたのであれば、お詫び申し上げますが、、、

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

いよいよ、年末まで2週間のカウントダウンが始まり
ますね。

皆様のお蔭で何とか続けてくる事が出来た本メルマガも、

今週金曜日の発刊を以てしばしの

“冬休み”

に入らせていただきます。

2018年の最終号まで本日を入れてあと5日、

甚だ拙文・駄文ではありますが、

気合を入れて、とは言え自然体で頑張りますので、

何卒お付き合いいただければ幸甚です。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■失礼な物言いに聞こえたのであれば、お詫び申し上げますが、、、
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●大変僭越ながら、今後の経営の進め方や現場課題に対する対応策等について、様々な方か
らご相談やアドバイスを求められる事が多い私。非常に光栄なことであることは間違いない
のですが、

●数多くのご相談をお受けする中、とてもお困りになられているが故であろうことは重々理解
しつつも、少々気になる“共通項”を感じる事が最近、良くあります(勿論、全員の方に共通す
る訳ではありませんが^^、7割~8割ぐらいの方に共通するように感じています)。

●そして、その“気になる共通項”を感じる度に思い出すのが、私自身、30代前半の時期に出会
い、衝撃を受けた、稲盛和夫氏のエピソード。今日は是非、私が思い出すそのエピソードを皆
様にも共有させていただきたく思います。以下、松下幸之助のもとで長年側近として過ごされ
た元参議院議員、江口克彦氏が書かれた文章からの抜粋についてです(抜粋元URLは後述)。

●「かつてこのようなエピソードを稲盛氏自身から直接聞いたことがあります。松下幸之助さん
が、関西財界セミナーで「ダム式経営」の必要性の内容の講演をしました。もういまから50年近
く以前の話です」

●「ダムは河川をせき止め、蓄えることによって季節や天候などに影響されることなく、つねに
一定量の水の供給を可能にします。そのダムの如く、外部の諸情勢の大きな変化があっても適切
にこれに対応し、」

●安定的な発展を遂げていくことができる適正な余裕というものが、設備や資金、在庫、人材、
技術、商品開発といった経営のあらゆる面に必要であるというのが、松下さんの言う「ダム式
経営」というものです」

●「それを聞いて参加していた何百人という中小の経営者たちは、小声で不満をささやき合っ
ていた。それが後方の席にいた稲盛氏にはよくわかったと言います。講演が終わって質疑応答
の時間になったとき一人の参加者が、「ダム式経営ができれば確かに理想です。しかし、現実
にはできない。どうしたらそれができるのか、その方法を教えていただきたい」と質問しました」

●「これに対して松下さんは苦笑を浮かべ一瞬の間をおいてから、ポツリと「ダムをつくろうと
強く思わんといかんですなあ。願い念じることが大事ですわ」。会場全体に失笑が広がりますが、
その松下さんの言葉に稲盛氏は、体に電流が走るような衝撃を受けて、なかば茫然として我を失
ったそうです」

●「稲盛氏がなぜに茫然としたのか、我を失ったのか。それは経営というものへの思いを反省し
たからです。言われてみれば、いまの自分は経営を上手に進めたいとは思っているけれど、強く
願い念ずる、それほどの思いはなかった。強烈な祈りを込めるほどの熱意はなかった」

●「そうか、そうなのか。祈り念ずるほどの強烈な思い、強い熱意が出発点なのか。よし、今日
からその思いで経営に取り組んでいこう。まあ、今日の京セラがあるのは松下さんのおかげです
、といかにも稲盛氏らしく謙虚な話をしてくれました」

●「なにごとでもそうですが、念じ祈るほどの思いや魂を込めるほどの思いがなければ、そして、
そのような出発点でなければ、事は成就しない。経営は成功しないということは、経営者たる者、
しっかりと心に留めておくことが大事ではないかと思います」・・・・
※抜粋元URL

https://toyokeizai.net/articles/-/190332

●さて、上記内容、皆様はどのようにお感じになりましたでしょうか?我々はどれだけ本気で自社
の未来を“願い”“念じ”本質に直結する“何か”を追いかけようとしているでしょう?即効性やテクニ
ック、ハウツーと言ったものばかりに目が行ってしまっている、ということはありませんでしょうか?
それら(即効性やテクニック、ハウツー)を頭ごなしに否定するつもりは勿論、毛頭ありませんが、
それでも本質あって”こそ”であることは、疑いようのない事実です。

●失礼な物言い、もしくは不愉快にお感じになられた方がいらっしゃればくれぐれもお詫び申し上げ
ますが、私自身に対する自戒の意味も込めて、少しでも心に引っ掛かりを感じていただけた方は、一
度、時間を取り、上記言葉のそれこそ“本質”を掴み、あらためて心に刻み込んでおいても悪くないかも
しれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、朝から都心にて打合せ。

午後は毎月のケアビジネス研究会向けコンテンツ

“介護行政・市場ニュース”

“科学的介護経営実践講座”

の収録を行い、その足で旭川(北海道)へ向かいます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。