[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1393]

職員との信頼関係を向上させるには?~関西地区介護経営者(A社長)との会話から~

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

「高齢者の保健事業と介護予防の一体的な
実施に関する有識者会議」

報告書(案)が先週末に公表されていましたね。

関心をお持ちの皆様は、下記をご確認下さいませ。

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000199258_00008.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■職員との信頼関係を向上させるには?〜関西地区介護経営者(A社長)との会話から〜
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●先週のメルマガで採り上げさせていただいた、「エグジットインタビュー(退職時のイン
タビュー)」という取り組み。本取り組みを紹介しつつ、退職していく人財に対し、法人と
してどのようなスタンスで向き合い、どのようなコミュニケーションを最後に取ろうとす
るのか?

●既存の職員はその動きをジッと観察していますよ、そして、その姿勢が一定のメッセージ
として社内に伝わり、既存職員の未来の定着率向上にも影響が出てくるかもしれませんよ、
という内容をお伝えさせていただきましたが、

●先日、関西地区の介護経営者(A社長)より、本メルマガの内容に更に上乗せする形で、
興味深いコメントをいただく機会がありました。このコメント内容、本メルマガをお読みい
ただいている皆様の中にも私同様、気付きを感じていただける方が必ずいらっしゃるはず、
との想いのもと、本日は是非、A社長の言葉を皆様にも共有させていただきたく思います。
以下、A社長の発言の抜粋についてです。

●「前回の原田さんのメルマガにもあった通り、人が退職する際も勿論そうなのですが、職
員は、“特に会社がマイナスの状況になりかけた時、経営者がどういう態度を取るか?アクシ
ョンを起こすか?”をジッと見ているんじゃないかと思います」

●「例えば職員がアクシデントで急きょ、休まなければならなくなった時、或いは入院・入
所などが続いて一時的に稼働率が下がった時など、状況は様々あろうかと思います。が、そ
の時の経営者の一言一言、或いは一挙手一投足は職員にとって、“何よりも純度が高いメッセ
ージ”として伝わるのではないでしょうか」

●「だからこそ私たち経営者は、そのような局面の時こそ感情で反応することなく、一呼吸
置き、落ち着いてから“この局面で職員にどういうメッセージを発したいか?”“故に、どう振
る舞う(発言する)べきか?”を考え、発言や考動に移す必要があるのではないでしょうか」

●「思うに、そういった時にこそ、経営者がどれだけ本気で“理念”や“価値観”“行動指針”と言
ったものを大切にしているかが問われるような気がするんです。逆に、このネガティブなタイ
ミングな局面の中での対応から信頼を得る事が幾度か積み上がって来れば、非常に強固な組織
が出来上がっていくのではないかと。そう考えると、ホント気が抜けないですよね、経営者っ
て(苦笑)」・・・・

●・・・・さて、A社長からいただいた上記言葉、皆様はどのようにお感じになられましたでし
ょうか?「経営者から生み出される言葉や考動の一つ一つ(特にネガティブな局面)が、職
員との信頼関係を向上させる“きっかけ”“チャンス”にもなる」少しでも心に引っ掛かりを感
じられた方は一度、時間を取り、あらためて思考を深めつつ、今日以降の自身の発言・振る
舞いに対して今まで以上の注意を払ってみても悪くないかもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は早朝に東京都心でミーティングを
終えた後、

2週連続のセミナー開催地である郡山(福島)へ
移動。

終了後、明日の仕事場である神戸(兵庫県)まで
移動します。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。