[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1386]

“差別化”を超え、“独自化”に昇華させるには?

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

「いつまでも召し上がって欲しい」

そのような想いのもと、吉野家は、

“高齢者らが食べやすい牛丼”

のトライアル販売を実店舗で始めるようですね。
(11月17日に開店する新店「ビエラ岸辺健都店」
で提供を開始するそうです)。

今後、このような動きがますます加速していく
だろうな、

という想いと共に、このような流れ、

介護事業者にとっては

“ビジネスチャンス”

につながる可能性も大いにあるかもしれないな、

とも感じた次第です。。。。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■“差別化”を超え、“独自化”に昇華させるには?
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●数か月前でしたでしょうか、「こういう発想、今後、新規事業を様々検討する上で、“頭の
体操”的な意味でインプットしておいた方がいいかもしれません」というメッセージととも
にご紹介させていただいた、“日本酒100種以上飲み放題”“食べ物は持ち込み自由”“時間
無制限”というユニークな取り組みを行っている飲食店「サケラバ」。

●「勇気をもって一つの領域に絞り込み、圧倒的な差別化を形成する」そんな視点をお伝え
したくご紹介させていただいた前回のメルマガですが、先日、首都圏地区の介護経営者(A
社長)より「原田さんが紹介してくれたお店と同じような形態で、かつ、別のコンセプトも
兼ね備えたお店があるみたいですよ」と、とても興味深い情報をいただく機会がありました。

●A社長からいただいたこの情報、私の中でも新たな“気付き”を得るきっかけになったと共に、
是非、皆様にも共有させていただきたい、という想いから、本日のメルマガでその内容をご紹
介させていただきたく思います。首都圏地区にて現在8店舗を展開している「クランドサケマ
ーケット」というお店についてです(“更なる頭の体操”という意味でご確認下さい^^)。
※HPはこちら

https://kurand.jp/sakemarket/

●・・・・この“クランドサケマーケット”、前述の通り、お店のシステムはほぼ“サケラバ”
と同じ様な形態のように見えますが、もう一つ、エッセンスとして付加されているのかもし
れないな、と感じたのは、「造り手の物語の紹介とともに日本酒を提供する」というスタイ
ルが重視されている点。

●例えば同店では、不定期であるものの、全国でこだわりの酒造りを続ける蔵元を当店に招
いているとのこと。「普段は知ることのできない、蔵元しか知らない酒造り秘話や酒造りへ
の想いを蔵元に直接聞くことで、今飲んでいる日本酒が格段に美味しく感じる(同社HPよ
り)」ため、とのことですが、

●或る意味、同店は全国の酒蔵と日本酒愛好家をつなげていくマッチングの“場”であると
共に、そこには“全国の頑張っている酒蔵を応援していきたい”という想いが込められてい
るようにも感じた次第です(お店の名前もそのままのポリシーを表していますよね^^)・・・・

●「勇気をもって一つの領域に絞り込み、圧倒的な差別化を形成する」のみならず、「何故、
その領域に絞り込もうと思ったのか」「絞り込む事により、何を実現したいのか」をメッセ
ージとして乗せていくことで、更なる“独自化”を実現する、、、、

●さて、上記事例、皆様はどのようにお感じになりましたでしょうか?私同様、少しでも心
に気付き・引っ掛かりを感じられた方は、頭の片隅にインプットしておいても悪くないかも
しれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、静岡・三島でセミナー。

終了後は、三島に本拠を置く、

ケアビジネス研究会会員法人様との会食です。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。