[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1341]

「若干小難しく聞こえるかもしれないけれど、大切な話だなぁ」と思いました(2)。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

東京都豊島区がモデル事業を進めている

“混合介護”。

9月14日の会議において、

「平成31年度新サービスモデルの検討について」

という資料名のもと、

デイサービス等に関する新たなサービスモデル案が
明示されたようですね。

まだ確定情報でないことには注意が必要ですが、

ご関心をお持ちの皆様は下記をご確認下さいませ。

https://www.city.toshima.lg.jp/428/kuse/shingi/kaigichiran/documents/siryou4.pdf

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■「若干小難しく聞こえるかもしれないけれど、大切な話だなぁ」と思いました(2)。
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●昨日のメルマガにてご紹介させていただいた「組織は戦略に従う」「戦略は組織に従う」
という2つの言葉。両者の“組織”という言葉がもし、“組織能力”という同義の意味だと
解釈した場合、さて、では、どちらが正しいの?という投げかけをさせていただいた状態で
昨日は終了した訳ですが、

●本日は是非、この議論に対するA社長(元大企業の経営企画部勤務経験あり)のご意見
を皆様にもご紹介させていただきたく思います(&既報の通り、大変手前味噌ながら、私も
ほぼ同じ考え・解釈です^^)。以下、A社長からうかがった言葉です。

●「先ず、どちらが正しいか?という議論については、正直なところ、正解は“ない”と思
います。組織の実態や実情、置かれている市場環境、或いは経営者の考え方やキャラクター
によってもどちらが自社にしっくりくる考え方なのかどうかについては変わってくるので
はないかと思いますし、逆に言えば、そのような観点で考えればいいのではないでしょうか」

●「ただ、個人的な意見を申し上げるなら、前者はどちらかと言うと、大企業に馴染みやす
い考え方であるような気がします。私自身、元々大企業の経営企画という部署に身を置いて
いた人間ですので尚空そのように思うのかもしれませんが、」

●「通常、大企業は先ずは市場環境や競合の状況を注視し、それらを包含した上で勝ち筋(=
戦略)を立て、それらの実現のための手段として研修プログラム等の社内教育の充実、或い
はヘッドハンティングやM&A等の外部調達等の手段を講じ、組織づくり(≒組織構造づく
り&組織能力養成)を行うのが一般的です。でも、我々中小企業はそもそも大企業とは異な
り、経営資源を潤沢に保有している訳ではない」

●「換言すれば、どれだけ素晴らしい経営戦略を描けたとしても、自社の資源と見合ってい
ない、或いは実力とかけ離れてしまっていれば残念ながら絵空事になりかねず、それよりも
“組織の力量と見合った、もしくは合致した戦略を立案する”ことがとても重要になってくる
ように思います。勿論、第三者による出資等、スケールを今以上に大きくしていくことを志
向していくなら少し話は変わってくるかもしれませんが」

●「(中略)私を含めた全ての企業経営者の頭の中には恐らく、今後の成長の為に「どのよ
うな新規事業に取り組むべきか」という思考が常に在るかと思います。ただ、今後、様々な
業界が成熟する(orしている)中、新規事業の選び方も今まで以上に慎重にならざるを得な
い部分がある」

●「だからこそ、我々中小企業は来たるべき機会に備えて日頃から“組織力”“人財力”を高め
続けることに一層のこだわりを持たなければならない、と思っているんです。チャンスって
突然やってくることも多いですからね」・・・・

●さて、上記A社長のご意見、皆様はどのようにお感じになりましたでしょうか?A社長
と我々は業界は違えども、経営の“原理原則”は恐らく変わらないものと思います。少しで
も心に引っ掛かりを感じていただけた方は、一度、時間を取り、更に思考を深めつつ、自社
の今後の一助とされてみても悪くないかもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は終日、東京にての業務。

午前中は打ち合わせを行い、

午後は、定例の

“関東ケアビジネス研究会”

を開催します。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。