[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1306]

今後の人財確保・定着に必要なスタンスとは~首都圏地区・A社長との会話から~

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

「サービスの提供時間中に、若年性認知症の利用者や状態の
そう重くない利用者などを外へ連れ出し、

地域の社会参加の活動に参加してもらう」

・・・・

デイサービスが上記の様な取り組みを行う際の運営上の
留意点について、

厚労省があらためて発信を行ったようですね。
(平成23年4月15日にも同様の通達が出されていますが)

関心をお持ちの皆様は、下記をご確認下さいませ。

http://www.care-mane.com/pdf/feature/q&a/vol669.pdf

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■今後の人財確保・定着に必要なスタンスとは〜首都圏地区・A社長との会話から〜
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●先日、首都圏地区の介護経営者(A社長)と“今後の人財確保・定着に必要なスタンスと
は”というテーマで意見交換させていただいた時の事。その会社の状況に合わせつつ幾つか
ポイントを絞って議論を行う中、「とても有意義な時間でした。早速、アクションにうつし
ていきます」という、とても嬉しい言葉をいただいたのですが、

●その後、ルーティンワークの一つである“ネット記事の斜め読み”を移動の車内で行って
いたところ、「正にA社長と議論していた内容のいくつかがここに書かれている!」と感じ
られる記事に出会う機会がありました。

●この記事の内容、ひょっとすると中長期的な視座として共感していただける方も中には
いらっしゃるかもしれない?(或いは今の考動に自信を持っていただけるかもしれない?)
という想いのもと、本日は是非、皆様に本記事の抜粋をご紹介させていただきたく思います。
今日と明日に分けて2点、ご紹介させていただきたく、先ずは一点目をご紹介させていた
だきますね(記事名やリンク等は明日、お伝えさせていただきます^^)。

●「「失敗を生かしてやっとこの体系にたどり着いた」―。金属の丸棒の切削加工を手がけ
るエステー精工の佐川光太郎社長は苦労を忍ばせる。高い技術を後世に残すべく早急に若
手社員を必要としているが、新卒採用には工場見学、インターン、筆記試験、面接の4段階
を設ける。数種類の筆記試験や3段階の面接など、大手と同じような内容だ」

●「同社が新卒採用を始めたのは8年前。高校や短大、訓練校などの教育機関に声をかけ、
希望者を募っている。採用開始当初は興味を持ってもらえるだけでうれしく、希望があれば
即採用していたという。しかし働く側と雇う側のニーズがかみ合わず、短期間で辞める事例
が相次いだ」

●「そこで「人材を選んで採用する」方針に切り替えた。佐川社長は「採用に時間をかける
ことで、定着率を上げた。何度か会社に足を運んでもらい、当社に入社したいという熱意の
有無をみるのも大事だ」と明かす。現在、同社の現場では2人の若手社員が職人技を継承す
べく腕を磨いている。優秀な社員と巡り会い、技術承継を進めている」・・・・

●上記記事内にある、「採用に時間をかけることで、定着率を上げた」という言葉。この言
葉とほぼ同じ内容について議論を行った際、「頭では分かっていますし、私だってそうした
いと思っているんですよ。だけど、現実的には中々難しいんですよね、、、」当初、A社長は
そのように苦笑しながらおっしゃっていました。が、議論が進む中、「自分は本当にそうし
たい、と思っているのだろうか?」

●「“うちには土台無理な話”とはなから思いこんでしまっていて、実は思考を放棄してし
まっているだけじゃないだろうか?」「現状の思考の延長線上の思考を続け、“うまい話”を
ただ探していたところで、結局は現状を変えられず、堂々巡りを繰り返す(≒後退する)だ
けではないか?」と自問自答をされ(全てA社長自らの言葉です^^)、最終的に冒頭の言葉
をいただいた次第です。

●・・・・さて、上記記事の内容及びA社長のご発言、皆様はどのようにお感じになりましたでし
ょうか?「自分は出来ているから大丈夫」という方には是非、そのまま突き進んでいただきた
く思いますが^^、

●少しでも心に引っ掛かりを感じられた方は、一度、時間を取って、「はて、自分はどうだ
ろう?」「このままの延長線上で本当に現状を打破できるのだろうか?」と思考を深めてみ
ても面白いかもしれません。ひょっとするとそこから“新たな未来”が見え始まるかもしれ
ませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、月に一度の弊社社内全体会議を東京都心で
行います。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。