[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1296]

昨日のメルマガに対し、非常に興味深いコメントをいただきました^^

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

「2016年10月から2017年9月までの1年間に介護離職を
した人は、全国で9万9100人」

・・・・

2018年7月13日に公表された

“平成29年就業構造基本調査結果”

からの抜粋です。

ちなみに5年前の平成24年における同数値は

10万1100人。

減少率が低い中、

“特養を増やせ”

等という議論が再び再燃するのでしょうか、、、、

皆様はどう思いますか?

※参照元URLはこちら

https://cp.maildeliver.jp/cp/mailTemplate/edit?templateid=718

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■昨日のメルマガに対し、非常に興味深いコメントをいただきました^^
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●“従業員満足こそが第一”とハッキリ言い切りつつも、ある時には“顧客満足寄り”、ま
たある時には“経営満足寄り”の発言をされる等、思考に“ブレ”が生じている経営者につ
いて言及させていただいた昨日のメルマガ。そんな折。昨日のメルマガをお読みいただいた
東海地区の介護経営者(A社長)より、「なるほどなぁ」と感じるコメントをいただくこと
が出来ました。

●A社長からいただいたこのコメント、大変興味深く、他の読者の皆様の中でも(賛成・反
対含め)何らか思考が動き出すきっかけになるかもしれない?という想いのもと、本日は是
非、皆様にA社長からいただいた内容の概要を共有させていただきたいと思います。「どの
ような方を顧客とするか」という視点についてです(以下、A社長からいただいた内容を抜
粋して紹介させていただきます)。

●「いつもありがとうございます。(中略)さて、昨日のメルマガの内容、自分の考えに照
らし合わせる中、本当にその通り!だと思いました。私自身、どんな時にも思考が“ブレ”
ないよう、日々、強く意識しています(というより、放っておけばブレそうになる自分を引
き戻すように常に意識している、と言う方が正しいかも知れませんが(苦笑))」(中略)

●「以前、とある介護経営者と話をしていた時、“うちは、うちの理念をベースに、職員自
らが支援にチャレンジしたい(主に能力面)、と思えるようなご利用者のみを受け入れる”
“逆に言えば、職員が難しい、という方については、基本、受け入れをお断りする方向で進
める”という話をして驚かれたことがあります。そんな基準があるのか、と」

●「人によっては、“福祉の精神に反する”“お困りになられている顧客を選ぶのか”と、私
の考えを真っ向から否定される方もいらっしゃいます。でも、経営者である私の立場からす
れば、我が社の大切な宝物・資産である職員を無駄に消耗させるような、“WIN−WIN”の
関係が築けそうにないようなご利用者を受け入れることは基本、したくないんです」

●「字面だけ捉えれば“楽な顧客を選ぶのか”みたいに曲がって捉えれらがちなところは確
かにあるかもしれませんが、でも、決して、そんな向きの話じゃないんです。どちらかと言
えば、むしろ、“我々の力不足で申し訳ない”“受け入れをさせていただくことで、逆に迷惑
をおかけすることは絶対に避けたい”というニュアンスの方が強いかもしれません」

●「それに、そもそも、我々の力でお役立ち出来る範囲なんて、地域全体に存在する困りご
との全体から考えれば、本当に限られています、決してマイナスの意味ではなく冷静な話と
して。逆に、だからこそ、我々は、我々の支援で喜んでいただける、我々の支援を待ってい
ていいただける方々に自分たちの全能力を注いでお役立ちしていきたいと考えています」

●「むしろ、“楽な顧客を選ぶのか”ということをおっしゃる方に対しては、逆に、“そんな
に自社の職員を信頼できないのですか?”と聞き返したいですね(笑)。うちの職員は絶対
にそんな安直で理念に背くような基準で受け入れの可否を判断しませんし、それこそ、そん
な組織体質をつくってしまっている経営側の方が問題なんじゃないの?なんて感じてしま
いますけど、、、」・・・・

●さて、上記A社長からいただいたコメント、皆様はどのようにお感じになられましたで
しょうか?少しでも心に引っ掛かりを感じていただけた方は、(前述の通り、賛成・反対含
め)時間を取って頭の中を整理しつつ、思考を深めてみても悪くないかもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、九州某地区にて、幾つかの法人様を訪問
させていただきます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。