[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1294]

「前向きに悩まれることをおススメします^^」~とある経営者との会話から~

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

厚労省は13日、

本年10月から適用される

”商品ごとの福祉用具全国平均貸与価格”

及び

”商品貸与価格の上限額”

を公表しましたね。

多くの方々は元々法外な金額を取っていた訳ではないと
思われますので、

それほど影響はないかもしれませんが、

それでも念のために目を通されておくことをおススメ
する次第です。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000212398.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■「前向きに悩まれることをおススメします^^」〜とある経営者との会話から〜
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●先日、中国地区の介護経営者(A社長)と組織づくりについて意見交換させていただいた
時の事。話の流れから気になる点を感じ、その旨お伝えさせていただいたところ、「・・・・確
かにそうですね」と、とても正直かつ誠実な回答をいただくことが出来ました。

●この話、ひょっとすると他の皆様にも何らかの気付きをご提供出来る可能性もあるかも
しれない?という想いのもと、今日は是非、A社長にお伝えさせていただいた内容を皆様に
も共有させていただきたく思います。表題通り、「前向きに悩まれることをおススメします」
という話についてです。

●A社長はセミナーや経営関係の書物を通じ、日々、様々な情報を収集されたり学びを深め
られたりされている、とても勉強熱心な方。そんな中、「特に我々の事業は“人”で成り立
っている。故に、人、即ち“社員(職員)”を中心に据えた経営を進めていかなければなら
ない」という想いを最近、特に強くお持ちになられているようでした。

●このこと自体、とても素晴らしいお考えであることは間違いなく、私自身も“その通り”と
強く感じるところです。他方、A社長から自社の様々な課題について具体的に話をうかがう
中、私自身、“ん?”と妙に心に引っ掛かる部分が幾つか出てきたのも事実。その違和感の正
体は、A社長の言葉の端々から感じられる“思考のブレ”でした。

●A社長は“社員満足こそが第一”と言葉でハッキリ言い切っておられつつも、ある時には“顧
客満足寄り”の発言をされたり、またある時には“社員満足寄り”でも“顧客満足寄り”でもない、
“経営満足寄り”の発言をされているように感じました。

●そのことを感じた私は、「中途半端は良くないかもしれません」と少々厳し目の言葉をお伝
えしつつも、合わせて次のように言葉を続けさせていただいた次第です。

●「でも、換言すれば、だからこそ“自社にはまだまだ伸び代がある”という見方も成立す
る訳ですよね。自身の中に“矛盾”があることを看過せず、その部分を自身の中で追及・深
掘りし、“決着”を付けていくことで、ますます自社独自の“哲学”が研ぎ澄まされ、御社の
経営が更に強化されていくことは間違いありません。その意味でも是非、前向きに悩んで
みられることをおススメします^^」・・・・

●さて、上記やり取り、皆様はどのようにお感じになられましたでしょうか?少しでも心に
引っ掛かりを感じていただけた方は、「はて、我が社は一体どうなのだろう?矛盾なく、一
貫しているだろうか?」と振り返ってみても悪くないかもしれません。ひょっとするとそこ
から、今まで見えていなかった“何か”が見えてくるかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、愛知・三河地区にてセミナー講師を務めます。
(愛知県東部を“三河”と呼ぶらしいです)
(ちなみに名古屋は“尾張”だそうで^^)

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。