[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1270]

両面から考えてみては如何でしょうか?~首都圏地区介護経営者との意見交換より~

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

昨日の19日(水)、総務省より

「介護施策に関する行政評価・監視−高齢者を介護する家族介護者の
負担軽減対策を中心として−」

の結果報告書が公表されたようですね。

本報告書は高齢者を介護する家族介護者の負担軽減の観点を
中心として、

仕事と介護の両立を図るための介護保険サービスの利用状況や
介護休業制度等の利用の促進に向けた取組状況等を調査し、

その結果や必要な改善措置について取りまとめを行ったもの。

我々介護業界としても注目すべき資料であると思われます。

ご関心をお持ちの皆様は、下記をご確認下さいませ。

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/107317_180619_1.html#kekkahoukoku

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■両面から考えてみては如何でしょうか?〜首都圏地区介護経営者との意見交換より〜
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●先日、首都圏地区の介護経営者(A社長)と今後の事業拡大について意見交換させていた
だいた時の事。「今後、どのようなニーズに着目すべきか」というご質問をいただいたので
すが、その議論の中でふと、気になる事があり、少し異なる視点から逆質問をさせていただ
いところ、「確かにそちらの視点から先ずしっかりと考えてみることから始めた方が効果的
かもしれませんね」という、とても嬉しいレスポンスをいただくことが出来ました。

●A社長にさせていただいたこの質問、ひょっとすると他の読者の皆様にも何等かお役に
立てる内容かもしれない?という想いのもと、本日はA社長に問いかけさせていただいた
ご質問を皆様にも是非、共有させていただきたく思います。「両面から考えてみては如何で
しょうか?」という話についてです。

●「今後、どのようなニーズに着目すべきか」経営者であれば必ず押さえておきたい最も重
要な問いの一つだと思います。ただしこの質問の難点は、例えその答が出たとしても、その
ニーズを果たして自社が満たす事が出来るかどうか?は全くの別問題、という点です。特に
決して潤沢ではない経営資源で日々、経営を頑張っている事業者としては、残念ながら“絵に
描いた餅”になってしまうようなこともあるかもしれません。

●それよりも現実的、かつ、より有効なのは、「自社の強みを求めてくれていて、自社もハ
ッピーになれる、いわゆる“相思相愛”の関係になれる顧客とは一体誰なのか?」に対する
答を見つけることなのかもしれません。そして、そのヒントは既存の顧客の属性や、既存の
顧客の声に潜んでいるかもしれません。。。。

●さて、上記A社長との意見交換の内容、皆様はどのようにお感じになりましたでしょう
か?理想は上記2つの質問の答が一致する事だと思います。少しでも関心を覚えていただ
いた方は、一度、両方からの質問を自らに投げかけ、一致する答を探す努力をしてみてもい
いかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、午前中は東京都心にてデスクワーク。

午後は

“関東ケアビジネス研究会”

を開催し、終了後、

明日の仕事場である神戸へ向かいます。

※ケアビジネス研究会の詳細はこちら

http://carebp.com/landing/carebp/

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。