[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1241]

人財育成に対するちょっとした、でも、意外に重要な視点。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。

「家族をケアする人に対するこのような取り組み、
もっともっと拡がっていけばいいのにな」

そんな想いにさせてくれた記事を目にしました^^

ご関心をお持ちの方は是非、ご参照下さいませ。

介護家族に息抜きエステ 愛知・春日井でNPOと
企業が無料提供

http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2018051602000002.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■人財育成に対するちょっとした、でも、意外に重要な視点。
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●先日、北海道地区の介護経営者(A社長)と人財育成について意見交換させていただいた
時の事。「ちょっとした工夫かもしれないけれど、でも実は、とても重要な視点なのかもし
れないなぁ」と感じる話をうかがう機会がありました。

●A社長からうかがったこの内容、ひょっとすると本メルマガの読者の皆様にも何らかの“気
付き”をご提供出来るかもれない?という想いのもと、今日は是非、A社長の言葉を皆様にも
共有させていただきたく思います。「肩書・役職名に魂を込める」という話についてです。

●話の流れの中、私の口から“生活相談員”という言葉がふと出てきた時の事。一瞬顔をし
かめながら、A社長は次のような言葉をボソッと呟かれました「その名前、前からどうもし
っくりこないんですよねぇ」。、、、、

●発言の意図が今一つ掴めず、一瞬間を置いた後、「今の言葉、どういう意味なのでしょう
か?」と尋ねた私。その後、首を傾げる私に対し、A社長は笑顔を浮かべながら、次のよう
な説明をして下さいました。

●「いえ、勿論、“生活相談員”という言葉が、いい、とか、悪い、という話では全くない
ですよ。その上で、あくまで私個人の感覚の話として聞いていただきたいのですが、“生活
相談員”って事業所の中でとても重要な役割を担っているじゃないですか」

●「にも関わらず、この“生活相談員”という肩書(役職)がそれだけの重責を担っている
人間に対する相応しい呼称かどうか。と問われれば、どうしても私にはそうは思えないんで
す。繰り返しになりますが、あくまで私個人の感覚の話として、ですけどね」

●「そこで、実際に相談員業務を行ってくれているメンバーとも相談したんです、“自らの
役割を今以上に適切に言い表すことが出来て、自身の業務に誇りが持てるような呼称は何
か無いか?”って。その結果、あぁでもない、こうでもない、と二人で相談して辿り着いた
のが、“QOLデザイナー”という表現だったんです。その後、名刺の肩書(役職)も直ぐに
“QOLデザイナー(生活相談員)”に変更しました」

●「そうやって自らの肩書(役職)を変え、外部に対して“QOLデザイナー”と何度も何
度も口に出して説明することで、心なしか、仕事に対する彼自身のスタンスやモチベーショ
ンにもプラスの変化が生じてきているような気がするんですよね。小さい事かもしれない
ですけど、でも、こういう”セルフイメージ”って、凄く大事な気がするんですよね。。。」

●さて、上記A社長の発言、皆様はどのように感じられましたでしょうか?“名は体を表
す”少しでも心に引っ掛かりを感じていただけた方は、一度、同様の視点で自社の全ての呼
称を点検してみても悪くないかもしれませんね(手前味噌ながら、弊社がケアビジネス“コ
ンサルティング”ではなく、ケアビジネス“パートナーズ”という社名に想いをこめたよう
に^^)

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、東京都心で

“ケアビジネス研究会”

会員向けのビデオ撮影を行います。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。