[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1234]

不採用者に対し、どのように企業の“意志”を伝えるか。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。

“要介護1の方は27回以上”

“要介護2の方は34回以上”

“要介護3の方は43回以上”

“要介護4の方は38回以上”

“要介護5の方は31回以上”

・・・・

保険者への届出が義務化される

“訪問介護の生活援助回数”

が、正式に決まったようですね。

具体的には今年の10月1日から施行される
とのこと。

該当される方は、チェックしておいた方が良い
情報かもしれませんね。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■不採用者に対し、どのように企業の“意志”を伝えるか。
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●“カゴメ株式会社”の示唆深い記事内容から派生して、「求職者に対する“感謝”“敬意”
を表現する為に、面接時にケーキと珈琲を出してリラックスしてもらう」という工夫を
思いついた企業の事例をご紹介させていただいた、昨日のメルマガ。

●今日は、その話の続きとして、“不採用”通知における同社のプロセス革新事例について
是非、ご紹介させていただきたいと思います。「自社に興味を持ってくれて、わざわざ時間
とお金(交通費)をかけてくれた求職者に対し、どのように“感謝”“敬意”を表現するか?」
という話についてです。

●「“不採用”を通知する際にも、企業としての考え方をもっと表現したいですよね。。。。」
“感謝”“敬意”の視点からプロセスを見つめ直す、という思考に徐々に慣れてきたプロジェクト
メンバー。「不採用者への気遣いこそ、重要なのではないか?」そんな議論をする中で、彼ら
は一つのアイデアに辿り着きました。それは、、、

●「不採用通知の空白欄に、感謝の言葉と共に、面接の中で感じた彼(彼女)の“強み”或
いは“好印象だった点”を簡単(=メモ書き程度)に、敢えて手書きで記していく」という
内容。

●せっかく面接に来てくれた求職者に対し、実際の面接官からプラスのフィードバックを
送れば彼らも喜び、自信を失わずにいれるのではないか?そんな風に考えたプロジェクト
メンバーは、そのアイデアの実行について社として承認を得るべく、社長報告にて提案を
行いました。

●「分かった。面接する側の負担が少々気になるところだが、その辺りにも注意しながら、
先ずはやってみよう」基本、プロジェクトメンバーからの提案はすべて受け入れる、という
方針の社長は報告会の場で即決。しかし、話はそれだけで終わらず、それに加えて社長から
予想外のアイデアが出てきました。

●「時間と交通費をかけてわざわざうちに面接に来てくれたことに対するせめてものお返
し、という話が出たが、その気持の表れとして、例えば彼らに1,000円程度の商品券を同梱
してみるのはどうだろう?去年の採用応募数から見てもそんなに大きな額にはならないだろ
うし、インパクトはあると思うのだけど、どう思う?」

●思いもしなかった提案に対し驚きを隠せなかったプロジェクトメンバーでしたが、今回
のプロジェクトにかける社長の本気度(=固定概念抜きに全てを見つめ直し、チャレンジす
ることで、採用革新を実現したい)をあらためて感じたメンバーは、「社長がOKであれば
是非、やらせてください」となり、上記“手書きメモ”の工夫と共に、実行のフェーズに移
っていった次第です。。。

●さて、上記企業様の事例紹介については今日で終わりにさせていただきたく思いますが、
皆様はどのようにお感じになりましたでしょうか?少しでも心に引っ掛かりを感じていた
だけた方は一度、時間を取って、何か自社に活用・応用出来る部分はないか、思考を深め
てみても悪くないかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は広島市内にて

“中四国ケアビジネス研究会”

を開催します。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。