[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1198]

次のような質問をいただきました「求職者が関心を持つ求人募集の内容って?」(3)。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。

「75歳以上の人口は全国で1770万人。65歳以上の人口の
50.1%を占めた」

・・・・

総務省は20日、今年3月1日現在の最新の人口推計(概算値)を
発表しましたね。

75歳以上が高齢者全体の半数を上回るのは今回が初めてで、

以降、この比率は加速度的に高まってくるものと思われます。
(団塊の世代の方々はまだ、60代後半~70代前半ですものね)

我々介護業界としても、

色々考える必要がある数字だなぁ、

とあらためて感じた次第です。

※総務省が発表した人口推計はこちら

http://www.stat.go.jp/data/jinsui/new.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■次のような質問をいただきました「求職者が関心を持つ求人募集の内容って?」(3)。
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●昨日のメルマガで投げかけさせていただいた、「圧倒的な“情報の非対称性”が存在する
中、法人側は発信する情報を自身の意図で自由にコントロールできる立場にある」だから
“求人募集活動においては、法人側が圧倒的に強い立場にあると捉えるべき”という考え方。
皆様はどのように受け取られましたでしょうか?

●ちなみに私のメルマガには頻繁にご感想・ご意見をいただく読者の方が全国で何人かい
らっしゃるのですが(とてもありがたい限りです^^)、そのうち、3名の方から次のよう
なご意見をいただいた次第です「分かるけど、でも、それって、求職者側も同じなのでは?
(=求職者側も自らの履歴を改ざんしたり、敢えて削除したりできるのでは?)」

●確かにおっしゃる通りですし、恐らく同じ感覚を覚えた方も相当数いらっしゃるのでは
ないか、と思います(事実、私自身も同様の経験で痛い目にあったこともあります^^)。し
かし、そこを理解した上で、今回の話題のポイントはあくまで“自社としてどのような価値
観に立つか”であり、“相手(求職者)がどう動くか”“それらにどう対応すべきか”という
ポイントとは切り分けて考えていただいた方が良いのではないか、その方が事態は好転す
るのではないか、と考える次第です。。。。

●さて、以上を前提に、「では、情報を発信する側として、どんな事を具体的に意識しなけ
ればならないのか?(意識すれば効果が高まるのか?)」という話になる訳ですが、様々な
視点・論点があるものの、ここでは今日と明日で1つづつ、計2つの視点をお伝えしたいと思
います。

●先ず、本日は、そこに込められたエッセンスを是非、感じ取っていただきたく、業界や仕事
内容は全く異なるものの、世界で最も問合せを集めた“伝説の広告”として有名な「南極探検隊
募集」の広告文を皆様にご紹介させていただきます。是非、ご確認下さい(下記)。

●「求む隊員。至難の旅。わずかな報酬。極寒。暗黒の日々。絶えざる危険。生還の保障はな
い。成功の暁には名誉と賞賛を得る。」・・・・(この、たった8語だけの広告です)

●ちなみにこの広告が掲出されたのは100年以上も前、1914年のロンドンタイムス。新聞に行
広告として掲出された(=装丁等は何もなく、ただ文字の羅列だけ^^)そうですが、なんと、
このたった数行だけで5,000名を超える方からの問合せが殺到したそうです。。。。

●「両面提示の力(=誠実さ・実直さが自然と伝わる)」「シンプルな魅力訴求(=挑戦・参
画したくなるような“やりがい”を明示)」「インパクトのある伝え方(=先に落としてから
上げることにより、プラス情報がより一層引き立つ)」・・・・様々な視点から参考にしていた
だけるのでは?と思います。少しでも関心をお持ちいただけた方は是非、皆様、想い想いに
上記広告文に眠っているエッセンスを抜き取り、自社の求人募集と対照させてみても悪くない
かもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、午前中は東京で打合せ&デスクワーク。

午後は愛知・豊橋で打合せです。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。