[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1181]

経営者に必要な“3つの目”。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。

「外国人労働者の受け入れのさらなる拡大に向けた
具体的な検討を始める」

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20日の経済財政諮問会議にて、

そのような発言が為されたようですね。

関心をお持ちの皆様は下記をご参照下さいませ。

http://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201802/20keisimn.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■経営者に必要な“3つの目”。
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●先日、北海道地区にて事業展開されている介護事業経営者(A社長)と幹部育成について
意見交換させていただいた時の事。A社長のお考えをうかがいながら、ふと、とある言葉を
思い出し、「A社長がおっしゃっている事は、次のように整理出来るかもしれませんね」と
お伝えさせていただいたところ、「その通り!です。分かりやすい表現なので今後、社内で
も使わせていただきます!」という、とても嬉しい言葉をいただくことが出来ました。

●今日は是非、A社長にお伝えさせていただいた言葉を皆様にも共有させていただきたく
思います。経営者に必要な3つの目、“鳥の目”“虫の目”“魚の目”についてです(既にご
存知の方もいらっしゃるかと思いますので、その場合は、“あらためての確認”という意味
でお読み下さいませ)。

●先ず1つ目の目、“鳥の目”とは、「高いところから全体像を把握する」目。大局的見地に
立ち、俯瞰的に全体を見回しながら大きな方向性について“判断”する事が経営者には求め
られます。

●次に2つ目の目、“虫の目”とは「現場に接し、様々な角度から足元を見つめる」目。“鳥
の目”で判断した事はあくまで“粗目の判断”であり、そのままを現場に落とし込もうとし
てもなかなか前に進まないことがまま起こります。そうならないよう、“虫”の如く複眼的
な視点で現場を見つめ、冷静かつ現実的に“鳥の目”との整合性を図ったり検証する視点を
持つ事が経営には重要です。

●そして最後の3つ目の目、“魚の目”とは「全体の潮目(潮の流れ)を読む」目のこと。
「今後、超高齢社会がどう動いていくのか」「その中で介護業界はどうなっていくのか」
「環境変化の中、何が求められるのか」というような、いわば“地殻変動”とも呼べる部分
もおさえておかないと、ともすれば“井の中の蛙”的な意思決定を起こしてしまいかねない、
ということも我々は肝に銘じておく必要があるのかもしれません。

●「この3つの目を常に意識し、そこに論理性・一貫性を伴なわせることが経営の意志決定
には不可欠。そして、そのような目が持てるようになるように、幹部教育のあり方を見直し
ていく必要がある」そんな話をA社長は私に語って下さった次第です。。。。

●さて、A社長のこの視点、皆様はどのように感じられましたでしょうか?共感を覚えてい
ただいた方は一度、自社の中でもこの“3つの目”を意識した教育プログラムが構築されてい
るか、あらためて確認してみても悪くないかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、東京にてセミナー&打ち合わせが続きます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。