[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1177]

「そういうニーズは確実に存在するんだなぁ」とあらためて実感しました。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。

先週末の快挙、

“羽生結弦選手の金メダル(しかも2大会連続!)”

“宇野昌磨選手の銀メダル”

・・・・・・

はからずも、テレビの前で家族皆で泣いてしまいました(苦笑)。

特に、わずか3か月前にケガで出場すら危ぶまれた羽生選手の
大快挙。

そのメンタルの強さ、見習いたいものだなぁ、

と強く感じた次第です。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■「そういうニーズは確実に存在するんだなぁ」とあらためて実感しました。
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●先日、私が講師を務めさせていただいたセミナー「2018年介護保険法改正を見据えた新
時代型介護経営戦略」の終了後に、関西某地区の介護事業者様(A社)と名刺交換させてい
ただいた時の事。短時間ながらも会話を交わす中、とある取り組みについてお話をうかがい、
「やはり、そういうニーズは確実に存在するんだなぁ」とあらためて実感した出来事があり
ました。

●この話、ひょっとすると他の読者の皆様にも何らかの気付きをご提供出来るかもしれな
い?という想いのもと、今日は是非、うかがったお話の概要を皆様にも共有させていただき
たく思います。入院されたご利用者(B氏)への付き添い・見守りサービスを行われている、
A社の取り組みについてです。

●A社は認知症対応に注力し、今まで頑張ってこられてきた介護事業者様。そんな中、サー
ビスをご利用されていたB氏が入院する事になり、一旦、A社の利用はストップせざるを
得ない状況になりました。

●しかしその後、B氏の娘様からご連絡があり、「何とかお願いできないでしょうか?」と
のご相談が。その内容とは、「私(娘様)が対応出来ない時間帯の、B氏への見守り・付き
添いを御社のスタッフの方にお願いしたい」というものだったそうです。

●娘様曰く、特に夜間等、ご自身が見守り対応を行う事が難しい時間帯に様々問題(点滴を
抜いてしまうetc)が起こってしまっているとのことで、「病院に迷惑をかけてしまうこと
は勿論、このままではB氏本人の身体にも良くないのでは?」と心配になり、助けを求め
てA社にご連絡をされてきたとのことでした。

●「今までお付き合いさせていただいてきたB氏、そして、お困りになられている娘様の
お役に何とか立つことが出来ないだろうか」そう考えたA社は社内で相談し、4交代制で
24時間見守り対応できる段取りを確立。“娘様が対応出来ない時間に対応する(=娘様が対
応出来る時間帯は娘様で対応してもらう)”という条件のもと現在、付き添い・見守りサー
ビスを提供されているとのことで、保険外対応分として月に50万円を別途いただいている、
とのことでした。。。

●さて、上記事例、皆様は如何思われましたでしょうか?様々な切り口から問いを立てるこ
とで、様々な気付きを感じ取ることが出来る内容・事例だなぁ、と個人的には感じる次第で
すが、ここで敢えて一つ、皆様にご質問させていただくとするならば、

●「皆様は果たして、利用者のご家族から見て“介護保険サービス以外の相談も出来る存在”
として認知されていらっしゃるでしょうか?(≒そもそも、“介護保険サービスについて相
談する相手”としか認知されていないのでは、、、、?)」・・・・例えばそんな視点も含め、少し
でも心に引っ掛かりを感じていただけた方は一度、社内で議論しながら思考を深めてみて
も面白いかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、静岡県静岡市にてセミナー。

終了後、明日のセミナー開催地である滋賀へ
近付くため、

名古屋へ入ります。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。