[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1173]

「・・・・痛い事を言うね」と言われました^^

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。

とても興味深く、有意義な取り組みの記事を拝見しました。

様々課題はあるであろうものの、

こういう草の根的な動き、

もっともっと世の中に拡がっていけばいいな、

と強く感じた次第です。

高齢者の鍵預かり安否確認 京都で取り組み、登録増える

http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20180212000048

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■「・・・・痛い事を言うね」と言われました^^
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●先日(と言っても昨年11月頃の話ですが)、首都圏地区の介護経営者(A理事長)と今後
の経営について意見交換させていただいた時の事。経営に対するA理事長の見識をうかが
いながら、「すごい方だなぁ」と感嘆しつつ、一方、話の流れの中でどうしても引っ掛かり
続けることがあり、

●不愉快にさせてしまいかねないリスクを承知の上で、とあるネット記事のコピーを引用
しながら私の引っ掛かりについてお伝えさせていただいたところ、しばしの沈黙が流れ、そ
の後、苦笑いしながら「・・・・痛いこと言うね。でも確かにその点、足りてないかもな」という、
とても素直な言葉をいただいた出来事がありました(こう言えるA理事長の度量の大きさにい
つも敬服する私です^^)。

●この話、ひょっとするとA理事長同様、気付きを感じていただける方も中にはいらっしゃ
るかもしれない?という想いのもと、今日は是非、A理事長にご紹介させていただいたネッ
ト記事を皆様にも共有させていただきたく思います(偶然ネット上で再掲されていました
ので、このやりとりを思い出した次第です^^)。2016年9月にファミリーマート社長に就
任された沢田貴司社長に関する記事「ファミマ社長が3週間レジ打ちをした理由」につい
てです(是非、全文をお読みいただきたいのですが、取り急ぎ、私自身、A理事長に特にお
伝えしたいと感じて抜粋した箇所を皆様に共有させていただきます)。

●「気になることやわからないことに出くわしたとき、手っ取り早いのはそのジャンルに詳
しそうな人や興味を持って調べてくれそうな人から情報をもらうことだ。私の最も身近な
ところにいて、なんでも教えてくれる存在といえば社員。ふだんからLINEで頻繁にやり
取りしているので、「これが気になるんだけど、教えて」と気軽に相談できる。すると複数
の社員がさまざまな目線から的確に答えてくれる」

●「情報はビジネスにとって極めて重要だ。だが、自分自身が壁をつくったり、ハードルを
高くすると、入ってくるはずの情報も入ってこなくなる。その点、LINEでのやり取りは気
軽で最適だ。(中略)社内だけでなく、社外の専門家に聞くのもいい。私は気になるテーマ
があれば、その道のプロにどんどん会いに行き教えを請うようにしている。理解度が深まり、
新たな発想も具体化していくのだ」

●「伊藤忠時代、伊藤雅俊さん(イトーヨーカ堂名誉会長)や鈴木敏文さん(セブン&アイ・
ホールディングス名誉顧問)とアメリカ出張に同行する機会が何度かあった。アメリカのセ
ブン-イレブンを日本のセブン-イレブンが買収して再生するプロジェクトに参画してい
たからだ。伊藤さんも鈴木さんもアメリカへ行くたびに、とにかく店から店へと足を運ぶ。
実際に商品に触れたり、食べたり、店長の話を聞いたり。これだけ成功している企業のトッ
プが自ら足を運ぶことに大きな衝撃を受けた」

●「その後出会った、モスバーガーの創業者・櫻田慧さん、日本マクドナルドの創業者・藤
田田さん、スターバックス会長・ハワード・シュルツさんらもみんな、現場に足を運び、現
場を理解したうえで仕事をしていく人たちだった。「自分もそうなりたい」と強く思ったの
を覚えている。(中略)ファミリーマートでは3週間の店舗研修も受けた。何度やってもで
きないオペレーションが大量にある。マニュアルも膨大。知らなかったら業務改善できずに
いただろう」・・・・

●「知(智)は現場にあり」「実効性の高い“戦略”は現場から生まれることが殆んど」・・・・
私がコンサルティング会社在籍時に担当させていただいた某クライアント企業の経営者から
教わった言葉が今でも胸に残っています。さて、翻って、ご質問です。皆様は果たしてどこ
まで“現場”に立脚し、それらを反映・昇華させた経営を行うことが出来ているのでしょうか?
換言すると、

●現場にいる時間が多い・少ない、という物理的な意味ではなく、「現場出身だから現場を良
く知っている」という業務遂行的な意味でもなく、本当の意味で“現場”から何を感じ、吸収し、
経営の前進に役立たせている事が出来ているでしょうか?また、その為に、どのような思考の
”軸”をお持ちになって現場に臨まれているでしょうか?ちなみに沢田社長は記事の中で、”軸”
について次のように語られています。

●「たとえば1年後、3年後、10年後のファミリーマートの姿を徹底的に考えてみる。組織をど
うするか、ダイバーシティを重視すべきか、高齢化社会でコンビニが果たす役割は何かなどとい
った具合に大きなテーマが次々と浮かぶ。そうして延々と考えていると、互いに関係ないように
思えていたものごとが、やがて収斂していく。それが“軸”となり、目の前を通り過ぎるはずの情
報をキャッチできるようになる」・・・・

●「そんなこと、言われるまでもない。100%、自信を持って出来ている」という皆様には釈迦
に説法で恐縮ですが、もし少しでも心に引っ掛かりをかんっじられた方は一度、自らの経営の姿
勢についてあらためて確認してみても悪くないかもしれませんね(今後、保険外サービス等を企
画・開発したい、と思っている経営者の皆様には特に、ね^^)

※参照元記事のURL

http://president.jp/articles/print/23996

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、朝一番に東京都心で打合せ。

その後、今日のセミナー開催場所である群馬・前橋へ
移動。

終了後、明日の仕事場である愛知・名古屋へ入ります。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。