[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1159]

答は極力出さないようにしましょう。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

昨日の関東地方の大雪、大変でしたね。
(私も何とか2時間遅れのフライトで来道出来ました^^)

今日の朝は路面が凍結しているところも多いと思います。

該当される皆様、くれぐれもお気を付け下さいませ。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■答は極力出さないようにしましょう^^
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●先日、関西地区の介護経営者(A社長)と人財育成について意見交換させていただいた時
の事。「原田さんが何度も私たちに伝えて下さったことを社内で私も使わせていただいてい
るのですが、最近、心なしか、職員に“考える”習慣がついてきたようで、頼もしく思う時
が増えてきました」という、とても嬉しい言葉をいただくことが出来ました。

●私の言葉の引用になってしまうので大変僭越&かなり口はばったい気もするのですが^^、
それでも、ひょっとすると、勉強熱心な皆様に幾ばくかでもお役立ち出来るかもしれない?
という想いのもと、今日は是非、私がA社長にお伝えした(であろう)言葉のエッセンス
を皆様にも共有させていただきたく思います。「答は極力出さないようにしましょう」とい
う話についてです。

●「物事には全て、“Why”→“What”→“How”というロジックがありますが、仕事をし
ているとどうしても“How(≒どうすれば?)”という答を求めてくる方が多いのが実際で
す。でも、その答は全て、“Why”→“What”とつながっており、そこが整理されないと、
本当の意味で有効な“How”は絶対に見出す事が出来ません。」

●「また、求められているからと思って“How”的な内容を丁寧に答えてばかりいると、い
つの間にか相手がハウツー(テクニック)志向に陥り、やがては“自ら考える”“自らアイ
デアを生み出す”という、最も大切な“素地”が耕されなくなってしまいます(それどころ
か、“何で答を教えてくれないの?”と逆切れされてしまうこともありますよね^^)」

●「その点を踏まえて考えると、“どうすれば?”という質問が来た時には、上司として
素直・安直に答えてしまうのは良くないかもしれません。それよりも先ず、“Why(=
何のために?何orどういう状態を実現するために?)”をあらためて確認し、その上で
“What(=Whyを実現するためには何が必要?)”について彼(彼女)の考えを聞くこと
が重要です。」

●「そして、最後に“How(=Whatを実現する上で最適な方法・ステップは何)?”の答
を彼(彼女)自らが出せるように”待つ”。その場では少々大変or答を出してしまった方が
楽に感じるかもしれませんが、このステップを繰り返していく事が、最も効果的かつ人財
育成の近道になるのかもしれません(=思考の素地が出来てくる、という意味で)」・・・・・

●さて、上記内容、皆様は如何思われましたでしょうか?「そんなの当たり前、充分出来て
るよ!」という方に関しては釈迦に説法で申し訳ございませんでしたが^^、でも、皆様本人
は出来ていても、皆様の部下の方々は如何でしょう?「バッチリ出来てる!」と即答できな
いな、と感じられた方は一度、あらためて自社の組織をそのような視点で点検してみても悪く
ないかもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、札幌近郊の街で、クライアントである某社会福祉法人様
との定例ミーティングを行います。

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。