[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1141]

こういう発想もありですよね^^

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

私が札幌出張の際に必ずと言っていいほど立ち寄る
ラーメン屋さん、

“桑名”。

数か月前から

「東京進出する」

という話を聞いていましたが、

念願かなって先月末、ようやく東京・板橋区にての
オープンに漕ぎ着けました。

・・・・・・

と、ここまでならよくある話なのですが、

私が何より驚いたのは、

この東京進出を決断し、全てを取り仕切り、

単身で北海道から東京にのり込んできて陣頭指揮をとって
いるのが何と、

69歳の代表者、乗高桑絵美子氏ご自身であること。

高桑社長にはお子さんが2人いらっしゃるのですが、

息子さん、娘さんも一つの店を任せられるぐらいに十分に
成長されているにも関わらず、

「亡き夫と目指していた夢を、何としても自らの手で叶えたい」

「年を経ても夢を持ってチャレンジするこの生き様を、子供たち
に見せたい」

という情熱で自ら歩き回って物件を探し、

一人で開業準備を行い、アルバイトを雇い、

ようやくオープンに至ったそうです。

“若さ”

というのは年じゃないんだなぁ、

ということをあらためて教えられたと共に、

何だか沢山のエネルギーをいただいた次第です^^
(まだ東京の店に足を運べていないので、年末、時間に
余裕が出来た時にお邪魔したいと思います^^)

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■こういう発想もありですよね^^
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●先日、九州地区の介護経営者(A社長)と「如何に地域の方々に自社を知っていただける
か?」をテーマに意見交換させていただいた時の事。話の流れからとある事例を思い出し、
ご紹介させていただいたところ、「その考え方、とてもシックリきます」という、とても嬉
しいご感想をいただくことが出来ました。

●今日は是非、A社長にご紹介させていただいた事例を皆様にも共有させていただきたく
思います。ブックオフの創業者・坂本孝氏が起ち上げた飲食店“俺の”シリーズのビジネス
モデルについてです(とても有名な話なので、ひょっとするとご存知の方も数多くいらっし
ゃるかもしれませんが^^)。

●“圧倒的なコストパフォーマンスの高さ(=通常の外食事業では30%台の原価率が一般的
な中で、同社は何と65%~80%程度の原価率)”“極上料理を立ち食い形式で提供(=回転
率を高める仕掛け)”等々、従来の外食業界の常識をことごとく打ち破ってきた“俺の株式会
社”。彼らのお店ではミシュラン星付き級の料理人が腕をふるった料理をなんと、僅か高級店
の3分の1程度の価格で食べることが可能になっています(=例えば客単価10,000円の高級料
理が3,000円程度で食べられる)。

●これだけでも十分“常識外れ”な同社ですが^^、その上をいく“常識外れ”で世の中を更に
驚かせたのは、“原価割れメニュー”が存在すること。あくまでネット上の情報ですので
真偽や詳細は分かりかねますが、例えば“短角牛サーロイン”“アワビキャビアのせ”“活あ
わび生うにゼリーよせキャビア添え(大阪限定?)”等は全て、仕入れ原価を下回る値段で
提供しているそうです(特に、前記の活アワビ~のメニューは原価率が約300%だとか?)。

●何故このような“原価割れメニュー”を提供しているのか?その狙いは“効果的・効率的
な広告宣伝”にあります。同社では「ネットや媒体等に広告宣伝費をかけるなら、“高品質
の極上料理を圧倒的な安さで提供する”という本業の“ど真ん中の部分”で顧客に驚き・価
値を提供した方が口コミでの集客が期待できる。それは即ち、“広告宣伝費”と同義だ」と
いう考え方を取っているそうです。。。。

●さて、この発想、皆様はどのようにお感じになりましたでしょうか?もしこの発想を自社
に事業に応用させるとするならば、どのようなアイデアが思い浮かぶでしょう?一度、そん
な視点から今後の“地域とのコミュニケーション”方策について、時間をとって考えてみて
も面白いかもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、朝から東京都心で打合せ。

午後は東京都内で

“関東ケアビジネス研究会”

を開催します。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。