[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1131]

他業界の挑戦事例からヒントを得る(2)。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

“2020年2月末までに500店舗を目指す”-

ファミマ(ファミリーマート)がコインランドリー
事業へ参入するようですね。

以前のメルマガでお伝えした

“地域交流スペース×コインランドリー”

ともシンクロするこの発想、

既報の通り、

我々の業界でも様々、応用が効くかと思います。

ご関心をお持ちの方は、あらためてご確認下さいませ。

http://toyokeizai.net/articles/-/198754

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■他業界の挑戦事例からヒントを得る(2)。
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●昨日ご紹介させていただいた中堅スーパー、サミット社の事例。今日は、類似の視点から
もう一つ、小売業界の最近の事例をお伝えさせていただきたいと思います。ローソンが展開
するサービス「まちかど厨房(=店内のキッチンで弁当やおにぎりなどを調理して提供する
サービス)」におけるシニア世代活用についてです。(以下、記事「ローソンの見えないとこ
ろで働くおばあちゃんが増える?」より抜粋)

●「ローソンは店内のキッチンで弁当やおにぎりなどを調理して提供する「まちかど厨房」
向けに特化したスタッフの派遣を始める。レジ業務や品出しには自信がないが、料理では経
験が生かせると考えるシニアの主婦らの活用を目指す。都内3店舗で、試験実施する。」

●「昼食や夕食向け弁当などの調理専門スタッフとして、午前や午後に1時間半程度働け
るようにする。人材紹介業を手がけるローソンスタッフ(新潟市中央区)が研修をした後、
店舗に派遣する。(中略)他の業務は担当しないため、シニアの主婦らにとって心理的、肉
体的な負担が少ない。」

●「ローソンはまちかど厨房を約3,700店舗で展開しており、2018年2月末までに5,000
店舗に設ける予定だ。キッチンを設けたものの、人手不足で十分に稼働していないといった
店舗に対応できるようにする。試験店舗の状況を見て、他地域での導入も検討する。」・・・・

●昨日のサミット社の事例のように、単純業務or単純化された作業工程の機械化・システ
ム化を推進する。或いは今回のように、各々が持つ“強み”を活かした人材配置を行いつつ、
人件費全体を最適化させていく。いずれも「生産性向上」のオーソドックスな手法です。し
かし一方、“生産性向上”にはもう一つ、別の視点が重要となってきます(サミットの事例で
は少し言及されていましたが^^)。

●それは、生産性向上により新たに活用可能になったリソース(例えば当初、仮に“まちか
ど厨房”を正社員に担ってもらおうと考えていたとするなら、彼ら(正社員)の時間が活用
可能になりますよね)を新たな“付加価値向上”施策に振り向けていくこと。これが実現出来
ないと、単純に“(シニア世代を活用した分だけ)経費アップ”になるだけで経営的には明ら
かに“マイナス”インパクトしか生まれないことになってしまいます。。。。。

●さて、今朝のメルマガはここで止めさせてていただくとして、翻って、皆様に質問です。
“生産性向上”に関心をお持ちになられている経営者は数多いかと思いますが、果たしてその
場合、“高効率”“高付加価値”の両面からしっかりと検討されておられますでしょうか?(=
“高効率(=コストカット)”ばかり気にしている方が意外に多いのでは、という個人的な経
験知からの質問です)しっかり出来ている方には“釈迦に説法”の話で恐縮ですが、もし少し
でも心に引っ掛かりを感じられたならば、一度、あらためて自社の取り組みを点検してみて
も悪くないかもしれませんね。

※参照元記事はこちら

https://newswitch.jp/p/10215

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は北海道・札幌市内でセミナー。

(文字通り)寒い中足を運んでいただく皆様に少しでも
お役立ち出来るよう、

気合を入れて臨みます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。