[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1122]

「現場で創意工夫が図られるような組織を創りたい」とお考えの経営者の皆様へ(2)

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

「高齢者の自立支援や重度化防止につながる取り組みを
推進する観点から、

前向きに努力したり結果を出したりした自治体にリターン
として交付金を出す」

上記取り組みを推進するための評価指標案がようやく、

示されてきましたね。

これらの内容の多くは即ち、保険者から介護事業者へ求められる
事になります。

その意味でも、しっかりと目を通されることを強くおススメする
次第です。

※第73回介護保険部会資料のURLはこちら

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000184159.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■「現場で創意工夫が図られるような組織を創りたい」とお考えの経営者の皆様へ(2)
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●昨日ご紹介させていただいた、“組織活性化”をテーマとした、東海地区の介護経営者(A
社長)との意見交換。昨日はヤマト運輸の“逆ピラミッド型組織”について(A社長に)ご
紹介させていただいたことを皆様にも共有させていただきましたが、実はその場でもう一
つ、参考になればと思い、とある理論も合わせてA社長にご紹介させていただきました。

●今日は是非、そちらの内容も皆様に共有させていただきたく思います。有名なリーダーシ
ップに関する考え方“SL理論”についてです(以前のメルマガでもご紹介させていただい
たことがあるかと思いますので、記憶に残っている方は再確認という意味でお読み下さい
ませ^^)。

●“SL理論”はアメリカの有名な行動学者“ケン・ブランチャード”らにより提唱された
理論で、“Situational Leadership”の略。“リーダーがとるべきリーダシップスタイルは、
部下の成熟度によって(=Situational)変わってくる”という考え方のもと、大きく4段
階に分けて示されています。

●例えば、成熟度の低い部下(=第一段階)に対しては“教示(指導)型リーダーシップ”
が最適。次に、部下が成長し、成熟度を高めてきた時(=第二段階)には“説得(コーチ)
型リーダーシップ”が最適になり、以降、成熟度の高まり(=自立・自律度の高まり)に応
じて“参加(カウンセリング)型リーダーシップ“(第三段階)、”委任(エンパワーメント)
型リーダーシップ“(第四段階)へとスタイルを昇華させていくことが有効だ、という考え
方です。

●換言すれば、“状況”と“リーダーシップ”がミスマッチになってしまったら、せっかく
良かれと思って実行したリーダーシップが成果を創出しない、いや、それどころか、下手を
するとマイナスの弊害も起こしかねない、という事も言えるのではないでしょうか。

●さて、そのような前提に立ち、前日のヤマト運輸のような“逆ピラミッド”型組織をつく
りたいと仮に考えるとするならば、自社としてはどのような打ち手が必要になってくるで
しょうか?総体的に見て自社は今、“何段階目”に位置していて、そこから引き上げていく
には一体、どのような打ち手を打つことが有効になるでしょう?是非、そんな視点で思考を
深めていけば、昨日以上により具体的な打ち手が見えてくるかもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、午前中神戸市内で打合せ。

午後、神戸市内でセミナーを行った後、

夜は神戸地区の某介護経営者様と会食兼打合せです。
(今日は神戸三昧です^^)

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。