おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。
11月1日に開催された
“第149回介護給付費分科会”。
訪問介護、定期巡回、小規模多機能に関する法改正案が
提示されています。
(特に訪問介護はてんこ盛りですね)
関連のある方は早急に目を通し、早め早めの準備・対策を
進めていかれることを強くおススメする次第です。
さぁ、いよいよ、始まりましたね。
※当日の詳細資料はこちら
↓
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000183153.html
では、本日のメルマガに入らせていただきます。
今日の視点───────────────────────────────────
■■
■■シンプルだけど奥深い言葉を、某介護経営者から教わりました^^
■■
────────────────────────────────────────
●先日、今後の介護経営について近畿地区のA社長と意見交換をさせていただいていた時の
事。「なるほど。言葉はシンプルだけど、とても奥深いなぁ」と、あらためて気付きを感じ
た言葉をA社長からいただきました。今日は是非、その言葉を皆様にも共有させていただき
たく存じます。「会社がしんどい時期の心構え」についてです。
●ちなみにA社長は60代後半のご年齢で、松下電器にてビジネス経験をスタートされた方。
同社の中興の祖と言えば、言わずと知れた“松下幸之助氏”ですが、その幸之助氏の教えら
しく、松下電器には“しんどい時こそチャンスや”と捉える文化が根付いているそうです。
A社長の話を続けます。
●「私が若いころに勤めていた松下電器は、当時、取引先から“不況に滅法強い会社”と呼
ばれていました。極論、景気がいい時は誰が経営をしていてもそこそこ会社を伸ばせる可能
性がある。その意味では景気のいいときは本当の差はつかないし、社員も経営者も本当の意
味で力がつきづらい環境なのかもしれません」
●「逆に言うと、誰もがしんどい時期こそが本当の実力をつけ、企業としての競走力を生み
出す絶好のチャンスだ、ということです。そして、その出発点は、“景気のいい時になかな
か出来ない事をしっかりやらなければならない”と。私は当時の上司に口を酸っぱくしてそ
う教えられました」
●なるほどなるほど、と頷きつつ、でも、「景気のいい時になかなか出来ない事って・・・・?」
どうやら頭が疑問符で一杯になっているのが丸わかりだったらしく(笑)、そんな私の表情
を見ながらA社長は笑顔で答を教えて下さいました「原田さん、それはね、“反省”です」。
●「景気がいい時はいわゆる“いけいけどんどん”ですので、人間、本気の反省なんて中々
出来るものではありません。でももし、例えば会社が潰れるぐらいの厳しさに直面すれば、
人は今までの行動の全てを見つめ直し、根本的・抜本的に振り返ろう(=反省しよう)とい
う気持に自ずとなるでしょう、だって下手をすれば潰れてしまうかもしれない訳ですから
(苦笑)」
●「そして、その“反省”がしっかりと出来れば、現状の“改善”を超えた“改革”が生まれてくる
可能性も高くなり、厳しい状況から抜け出せるチャンスが色々見えてくる。だから私は空元気
でも精神論でも何でもなく、科学的に“不況はチャンス”だと本気で考えているんです」A社長の
話をうかがいながら、私はかつて本で読んだ松下幸之助氏の言葉の本当の意味に少し近づいた
気がしました「好景気よし、不景気なおよし」・・・・・・
●さて、A社長のこの言葉、皆様はどのようにお感じになりましたでしょうか?これからの
介護業界を“不況”と見るかどうかは議論の余地があるかもしれませんが、報酬引き下げ基
調が続くであろう中、捉え方によっては、上記メッセージは非常に示唆深い含みを我々に与
えてくれるかもしれません。果たしてどんな“反省”をし、その結果、どんな“改革”の糸口が
見えてくるのか?ひょっとすると、そんな思考のステップから新たな“未来”が見えてくるか
もしれませんね。
────────────────────────────────────────
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は急きょ予定が変更となったため、
デスクワーク中心の時間を東京都内で過ごします。
皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。