[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1113]

とある経営者の「状況の見方」に気付きをいただきました。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

10月27日に開催された

“未来投資会議”

の資料がアップされているようですね。

介護業界の未来を予測する上で、

この会議の内容はとても重要だと私個人としては
考えています。

ご関心をお持ちの皆様は是非、先ずは斜め読みでも結構
ですので内容をご確認下さいませ。

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-hosho.html?tid=126698

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■とある経営者の「状況の見方」に気付きをいただきました。
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●先日、首都圏地区の異業種出身介護経営者(A社長)と組織づくりについて意見交換させ
ていただいた時の事。非常に興味深く、かつ、分かりやすい話をお聞かせいただきました。
今日は是非、私同様気付きを感じていただきたく、A社長の言葉を皆様にもご紹介させてい
ただきたく思います。「我々介護経営者はもっと努力をしなければならないのではないか」
という趣旨の話についてです(以下、A社長の発言の趣旨を抜粋)。

●「自分自身も満足の行くレベルで出来ている訳ではないので決して偉そうには言える話
ではないのですが、でも、自分を戒める意味も込めて常に自分に言い聞かせています」A社
長はそんな枕詞を置きながら、次のような趣旨の話を私にして下さいました。

●「原田さん、私は介護の仕事を見ていて、本当に経営者としてやるべきことが一杯あるよ
うに感じているんですよ。給料は決して高くはないし、休みも満足に取れない。“お客様を
大切に”と会社としては声高に叫びながら、会社が社員を大切に出来ていないのではないで
しょうか」

●「一方、介護職のメンバーは、決して整備されているとはいい辛い環境下でもちゃんとお
客様に寄り添い、一生懸命仕事をしようとしてくれているように、私の目には映ります。恐
らくこの業界に身を置くスタッフの多くはそもそも“ご利用者に喜んでいただきたい”とい
うようなボランティア志向を持ち合わせている方も多いからではないでしょうか。いずれ
にせよ、お客様と接する事で仕事に対するモチベーションを上げてくれるのだから、私たち
経営者としてはこれほどありがたいことはないのではないですよね」

●「しかし、彼らのそんな志向に我々経営者が(結果として)頼ってしまっている今の状況
は、私はまずいと私は思っています。いい就労環境・職場環境をつれるかどうかは私たち経
営者次第ですもんね。少なくとも私はそう感じています」・・・・・・

●・・・・さて、A社長の見方について、皆様はどのように感じられたでしょうか?私自身
としてはA社長の「経営者が介護職員のボランティア志向に依存しており、甘えているので
はないか」という見立てに気付き・学びのヒントをいただいた次第です。少しでも心に引っ
掛かりを感じていただけた方は是非、自らの思考と照らし合わせて深めてみてもいいかもし
れませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日も、東京都心でクライアントの打合せが
続きます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。