[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1103]

組織活性化の新たな?視点。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

“科学的裏付けに基づく介護に係る検討会”、

第1回が10月12日(木)に開始されましたね。

10月16日(月)16時52分時点においてはまだ
資料はあがっておりませんでしたが、

近々にアップされることと思います。

関心をお持ちの方は下記サイトをご確認下さいませ。

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-rouken.html?tid=485753

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■組織活性化の新たな?視点。
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●先日、西日本某地区の介護経営者(A社長)と組織活性化について意見交換させていただ
いた折、知人から紹介を受けて読んだ一冊の本のことをふと思い出し、その本の題名と共に
私の心に残った内容をお伝えしたところ、「何だか凄くピンときます」という、とても嬉し
い反応をいただくことが出来ました。

●ひょっとすると同じように“ピンときた!”と感じていただける方もいらっしゃるかもし
れないな、という想いのもと、今日はその本のタイトル、並びにA社長に“ピンときた”
とおっしゃっていただいた内容を皆様にも共有させていただきたく思います。慶應義塾大
学大学院システム・デザインマネジメント研究科委員長・教授である前野隆司氏が著した本
「幸せのメカニズム 実践・幸福学入門」の内容についてです(内容については、前野先生
のインタビュー記事でとても分かりやすいものがありましたので、そちらから引用抜粋さ
せていただきます)

●「幸せには、長続きしない幸せと長続きする幸せがあります。長続きしない幸せは「地位
財」による幸せです。地位財とは、金、モノ、地位など、他人と比べられる財です。ダニエ
ル・カーネマンらは、感情的幸福は、年収7万5000ドルまでは収入に比例して増大するの
に対し、7万5000ドルを超えると比例しなくなる、という研究結果を得ています。一定以
上の経済的な豊かさやモノの豊かさは、必ずしも幸せをもたらさないのです。」(以降、抜粋
続く)

●「一方、長続きする幸せは「非地位財」による幸せで、ここには環境に恵まれている幸せ、
健康である幸せなどのほかに、「心の要因による幸せ」が多く含まれています。私は因子分
析によって、心の要因による幸せを「4つの因子」に整理しました。この4つを満たせば、
私たちは長続きする幸せを手に入れることができます。」(以降、抜粋続く)

●「では、その4つの因子をご紹介します。1つ目が、「自己実現と成長」の因子。夢や目
標ややりがいをもち、それらを実現しようと成長していくことが幸せをもたらします。2つ
目が「つながりと感謝」の因子で、人を喜ばせること、愛情に満ちた関係、親切な行為など
が幸せを呼びます。」(以降、抜粋続く)

●3つ目は、「前向きと楽観」の因子。自己肯定感が高く、いつも楽しく笑顔でいられるこ
とは、やはり幸せなのです。4つ目に、「独立とマイペース」という因子があります。他人
と比較せずに自分らしくやっていける人は、そうでない人よりも幸福です。」(以降、抜粋続
く)

●「企業の組織づくりも同じで、4つの因子を意識しながら改革を進めれば、社員が幸せに
なれる組織を生み出せます。(中略)実は、「幸せと経営の研究」は世界的に進んでおり、社
員が幸せになると、生産性や創造性が高まり、欠勤率や離職率が下がるというデータがすで
に出ています。そのうち、企業の社員幸福度が重要になる時代がやって来るでしょう。」・・・・
(以上、抜粋終了)

●さて、翻って、質問です。上記4つの因子を自社の組織に当てはめた場合、皆様の中で何
か“気付き”が生まれる、なんてことはないでしょうか?場合によっては様々な“パラダイ
ムシフト(発想の転換)”が必要となるかもしれませんが、ひょっとするとその先には、今
までの延長線上ではない、非連続な“何か”が見えてくるかもしれませんね^^

※抜粋元URL

https://www.recruit-ms.co.jp/research/2030/opinion/detail29.html

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、首都圏近郊で打合せ&デスクワークが続きます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。