[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1084]

職員の給与を上げていくために必要なこと。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

世の中的には3連休の中、

以前、皆様にもご案内させていただいた

“注文を間違える料理店”

にお邪魔してきました。

とても温かな雰囲気の中、

あっという間の2時間でしたが、

このような風景が1日でも早く

”イベント”

ではなく

“日常”

になればどんなに素晴らしいだろう、

と感じた次第です。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
■■
■■職員の給与を上げていくために必要なこと。
■■
────────────────────────────────────────

●先日、関西地区の介護経営者(A社長)と意見交換をさせていただいた折、A社長の言葉
に激しく(?)同意させていただいたことがありました。ひょっとすると同じような感覚を
お持ちの方も多くいらっしゃるかもしれない、との想いのもと、今日は、その時の話の内容
を是非、皆様にも共有させていただきたいと思います。「職員の給与を上げていくために必
要なこと」というテーマについてです。

●上記テーマに対する答え方としては、様々な切り口があろうかと思います。しかしながら
シンプルに考えると答は一つしかありません。A社長はその“唯一の答”をずばり、分かりや
すい言葉にされていました「それは、“職員の生産性を高める”ことしかないですよね」。。。

●他業界出身のA社長曰く、介護業界の昨今の処遇改善施策は極めて“異常”な措置に映る、
とのこと。何故なら答はシンプルで、上記の通り、“生産性の向上”が何ら実現されること
なく、給与だけが引き上げられているから。A社長の発言は続きます。

●「介護保険を活用して事業を行っている以上、国の意図を理解し、それらを踏襲して経営
を進めていく事も必要な事だ、ということは当然、理解しています。でも極論、自社の経営
が厳しくなり、仮に会社をたたまざるを得ない状況に陥ったとしても、国が助けてくれるこ
となど、特に我々中小企業においては絶対にあり得ないですよね。」(以降、発言続く)

●「その現実を直視し、会社や社員を守り続ける為にも、我々経営者は全力を挙げて“生産
性向上”というテーマに取り組み、その取り組みを通じて社員にも同じ想いを持ってもらう
必要がある、と私は思うんです。そういう意味では今ほど“経営”について社員に語りやすく
なっているタイミングはないかもしれない。その意味では、“さぁ、介護業界はここからが
経営の本番だ”とワクワクしている自分もいるんですよね(笑)」・・・・・・

●怒涛の処遇改善施策が国主導で進む中、「果たしてこんな状態は永久に続くのだろうか?」
「もし処遇改善加算がカット(100%まるまるとは行かないまでも一定程度)されたら、大
変な事になる」とお感じの経営者の方は少なからずいらっしゃるのではないか、と思います。
そのようにお感じの方は是非、A社長と同じ視点で自社の経営を見つめてみていただくこ
とをおススメします。「今の自社の生産性はどうなっているのだろう?」外部パートナーで
ある税理士先生等とも連携しながら、先ずはしっかりと現実を把握(出来れば2015年以前
(=前回の法改正以前)ぐらいからの経年推移)してみることから始めてみてもいいかもし
れませんね。

────────────────────────────────────────

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、午前中に東京にてデスクワーク。

午後は、とある理由から、異業種の方が主催する
セミナーに参加します。
(私も30分だけ講師を務める予定です)

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。